米ルイジアナ州立大学の研究チームによって、2年間にわたりカロリーの摂取量を25%減らせば、体の健康だけでなく、性生活、睡眠、気分も改善することが分かったそう。この内容をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

これは、摂食量を減らすと性欲が減退し、イライラや気分の落ち込みが激しくなるという俗説に反するもの。

この研究の目的は、「カロリー制限が健康的な非肥満成人の気分、生活の質、睡眠、性機能にもたらす影響を調べる」ことにあった。

ここでいう“健康的な非肥満成人”とは、当初のBMIが22~28(適正とされるのは18.5~25)の人々。なお、そのうちの70%は女性だった。

カロリーの摂取量を減らしたことで、被験者たちの体重は平均7.6kg減少。さらに性欲と睡眠の質が向上し、人間関係が改善し、活力が増進しただけでなく、食生活を変えなかった人々に比べて病気にもかかりにくくなった。

研究チームは、カロリー制限が「非肥満成人の生活の質に健康面でプラスの影響を与え、マイナスの影響を一切与えない」と結論付けた。

BMIが高い人には嬉しいニュース。最初のうちは大変でも、食生活を変えることによる長期的なメリットは大きい。

ただし、この手の研究結果と比較するにあたっては、自分の体重、運動量、その他の健康状態を考慮すること。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Lauren Clark Translation: Ai Igamoto

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。