加熱したエビ、4oz(約113g)あたりの栄養成分はこちら。
エネルギー112kcal・タンパク質27g・脂質0.32g(飽和脂肪0g)・炭水化物0.23g・糖質0g・ナトリウム126g
セレンや鉄、ヨウ素、リン、ナイアシン、亜鉛、マグネシウムなど、さまざまな栄養素が豊富に含まれるエビは素晴らしい食材だと話すのは、フィリピンのデ・ラサール大学で栄養学の准教授を務める管理栄養士のロビン・ダノウスキ。さらにエビは、少量のオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸をも含有し、ダノウスキいわく、脳や心臓の健康を増進してくれるとのこと。また、エビのほとんどのカロリーは、筋肉を形成するタンパク質なのだそう。
加えて、カロテノイドの一種である「アスタキサンチン」と呼ばれる抗酸化物質を含むエビは、 老化を遅らせ、視力を良好に維持するのにも役立つと解説するのは、管理栄養士のエミー・シャピロ。
このようなエビの健康効果を最大限に得るために、米国心臓協会は、週に2食分の”油で揚げていない”魚や魚介類を摂取するよう推奨している。ダノウスキいわく、分量は3〜4oz(約85〜113g)程度を目安にしよう(これは、ラージサイズのエビ6〜9尾に相当する)。