加工食品の摂取を減らし、できる限り自然に近い食品を食べる「クリーンイーティング」。世界的にも注目が集まるこの食生活が気になっている人もいるのでは?

加工食品には、体が必要としていない、正体の知れない材料がいっぱい使われている。このような加工食品であふれた現代の中でクリーンに食べると言っても、実際は思った以上に難しい。加工食品の摂取量を減らしながら、新鮮でよりヘルシーな食材を食べるために、『The Small Change Diet』の著者で管理栄養士のケリー・ガンズがアメリカ版ウィメンズヘルスに教えてくれたのは、シンプルにできる3つの置き換え法。

OK:DIYで作るミックスナッツ
NG:市販のグラノーラ・バー
利便性にも優れたグラノーラ・バーは、一見ヘルシーな選択肢に見えて、砂糖や奇妙な材料がふんだんに使われているものがほとんど。シンプルな材料だけで作られた加工食品を探すのに躍起になるよりも、自分でオリジナルのミックスナッツを作って。新鮮な生のアーモンドやポップコーン、レーズン、ドライクランベリーなど、好みの材料を混ぜ合わせるだけ。作り方はシンプルなうえ、満足できる!

OK:グリルチキンのサンドイッチ
NG:ターキーのサンドイッチ
脂身が少ない肉は、ランチメニューに最適。とは言え、ターキーがふんだんに入った出来合いのサンドイッチを買って食べているとしたら、(ナトリウムの含有量が高いので)無意識のうちに、塩分を摂り過ぎていることも。代わりに、自分で新鮮な鶏肉をグリルにするか、レストランでグリルチキンのサンドイッチを注文する方が、より良い選択肢。あらかじめ包装されていなければ、化学物質が使われていないこともお肉の鮮度も自分で確認できるので安心。

OK:シンプルなお米・ピラフ・クスクス
NG:既に味付けされた出来合い品

パック詰めされたクスクスがヘルシーに見えるのは確か。それに、このような製品のパッケージには、「全粒穀物」や「全粒粉」と記載されていることが多い。だけど、実際には大量の塩分や砂糖、化学調味料が使われており、クリーンイーティングの使命とはかけ離れてしまう。できるだけ自然のままの穀物を購入して調理し、ナッツやレーズンを加え、新鮮なハーブやスパイスで味を調えれば、簡単で、自分流にアレンジした安全な主食が楽しめる。

食生活から完全に加工食品を除去するのは難しいけれど、ヘルシーな選択肢の見極め方を知っていれば、少しずつでもライフスタイルは変えていけるはず。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Annie Daly Translation: Yukie Kawabata

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。