エキスパートおすすめ！　朝のランニングを始めるための5つのポイント

運動生理学者のフィオナ・ショウいわく朝のランニングは心にも体にも良い。「心と体にエネルギーをくれるエンドルフィンが大量に分泌されます」
早朝のランニングで分泌されるエンドルフィンの効果は1日中持続するので、ランニングの直後はもちろん、午後になっても気分が良いまま。「ランニングは1日の始め方として本当に良いですよ」とショウ。
その日のタスクを早々に1つ終わらせたという事実も気分の向上につながる。「これはメンタル面に効果があります」とショウ。好調な出だしが切れたという感覚のおかげで、日中も自分にとってプラスの選択をしやすくなる。

プロによるアドバイス：「走らなければ」と思う代わりに「走れるチャンス」と思うようにしてみよう。「朝から走らないと」ではなく「朝から走れる」と言うようにすれば、マイナス思考がプラス思考に変わるから。

早起きしてベッドから出るには、夜の時間をゆっくり過ごし、早く寝ることが大切。
夜はハードに体を動かしたり、明るいライトに目をさらしたり、がっつり食べたりするのではなく、読書やヨガでのんびりしよう。「夜遅くなってから走ると、アドレナリンが大量に分泌されて、コルチゾールのレベルが上がります。そうなると、体をスイッチオフして眠りにつくのが難しくなり、体の回復が遅れます」と話すのは栄養士のレニー・マクレガー。

プロによるアドバイス：夜の習慣を変えることで、朝のヘルシーな習慣が身に付きやすくなる。また、睡眠の質が改善することによる恩恵も同時に得られる

前の晩にウェアを用意しておくのは、現役ランナーのフィオナ・イングリッシュが勧めるシンプルかつ有効なトリック。
天気予報をチェックして、翌日の天候に合ったウエアを準備しておけば、朝から気分よく長く走れる。イングリッシュいわく寒い日には、帽子にも、ヘッドバンドにも、フェイスマスクにも、スカーフにもなるネックカバーがオススメ。

プロによるアドバイス：前の晩にウエアを準備しておこう。準備不足は失敗のもと。

ランニングでエネルギッシュな気分になりたいのなら、適切なギアに投資することが大切。とくにランニングシューズは、自分の好みやランのレベルに合ったものを手に入れよう。

プロによるアドバイス：大事なのは自分にとって快適なギアを選ぶこと。イングリッシュが言うように、いろんな方法で自信をつければ、ランニングが一気に続けやすくなる。
「走っても足が痛くならないシューズを履いたり、タイムが伸びたり、ランニングのコミュニティに所属したりすると、自信がつくかもしれませんね。方法は何であれ、どんどん自信をつけてください」

誰かと一緒に走るのも、朝のランニングを習慣化する超シンプルかつ有効なトリック。
「あなたに責任感を持たせてくれる友達の存在は重要です。一緒に走る友達がいれば、スヌーズボタンを押すわけにいきません」とイングリッシュ。

プロによるアドバイス：バーチャルで走るのも同じくらい効果的。「私の場合は、友達のクレアに前日の夜メッセージして、出発時間とセッションの内容を決めています」とイングリッシュ。「パンデミックで別々の国に住んでいますが、ちゃんと続けられています」

*アディダスは、消費者動向調査会社『Toluna』と共に、Covid-19がランナーに与えた影響を探るグローバル調査を行った。2020年10月に行われた調査には、イギリス、アメリカ、フランス、中国、日本から3,392名が参加した。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Ally Head　Translation: Ai Igamoto

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