年末から新年にかけて盛り上がる駅伝は、京都・三条大橋が「駅伝発祥の地」。日本初となる駅伝は、大正6年(1917)4月に開催された「東海道駅伝徒歩競争」で、京都・三条大橋から東京・上野不忍池の博覧会正面玄関を目指したレースだったそう。

そんな駅伝のルーツである京都で、今回エディターNANAもナイキが主催したキャンプに参加し、駅伝を体験してきた。

駅伝強豪校「名城大学女子駅伝部」の二人が登場!

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キャンプには、名城大学女子駅伝部の谷本七星選手(写真左)、米澤奈々香選手(写真右)がスペシャルゲストとして参加し、駅伝の楽しみ方、走り方を教えてくれた。

名城大学女子駅伝部は、10月29日に開催された「第41回全日本大学女子駅伝(6区間、38.0km)」で、7年連続8度目の優勝を果たした駅伝強豪校である。6連覇を目指す富士山女子駅伝は、12月30日に開催される。

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駅伝の楽しさについて、二人はこう話す。

谷本選手:「駅伝はチーム戦。よくいわれるフレーズですが、不安や緊張、苦しみ、悔しさは3人いたら3分の1だし、4人いたら4分の1 。でも喜びは3倍、4倍……に本当になる。チームみんなで『頑張ったね、頑張ったね』と労い、喜びを分かち合えるのが、駅伝ならではの楽しさだと考えています」

米澤選手:「私は個人種目のときは自分だけの戦いになるので、プレッシャーや責任よりも、自分が練習してきた成果を発揮したいという気持ちでスタートに立ちます。でも駅伝は、一緒に頑張ってきたチームのみんなの結果にも繋がるから、特別な気持ちが入って熱くなれるのが楽しいです。また、ひとつのレースに抜きつ抜かれつの逆転ストーリーなど、いくつもの物語ができてきます。何が起こるか最後まで分からないドキドキ感が面白さだと感じています」
 

谷本七星(たにもとななせ)
2022年の全日本大学女子駅伝の4区では自身が持っていた区間記録を23秒更新。2021年のU20日本選手権では、3000mSCを大会記録で優勝、1500mで4位になっている。

米澤奈々香(よねざわななか)
仙台育英高校時代に出場した日本選手権1500mで2位に。1500mでは高校歴代3位の記録を持っている。今年2月に開催された世界クロスカントリー選手権にU20日本代表として出場。

たすきの結び方・かけ方・渡し方

谷本選手と米澤選手がたすきの正しいかけ方や渡し方を伝授してくれた。

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結び方

たすきには、通し孔があることはご存じだろうか。片方の末端をもう片方の通し孔に通し、簡単に抜けないように結び目を作る。

かけ方

タスキ掛けするときは、タスキが緩んでずり落ちてこないように、紐をぎゅっと引っ張り、その結び目をパンツに挟む。

渡し方

タスキを伸ばしてあげることで、受け取りやすくしてあげるのがポイント。渡したあとは、前走者が背中をトントンと叩いたり、声をかけたりして、ランナーにエールを贈る。

NANAも駅伝にトライ。鴨川で「たすき」をつなぐ

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駅伝前日に、800m走でチーム分けをしたときのシーン。ここは谷本選手と米澤選手がペーサーになってくれたので、とても走りやすかった。
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NANAが参加したチームは見事優勝! アンカーだったので、必死に走りきろうとしている表情に注目(笑)

「駅伝は見るばかりだったので、自分が走ってみる立場を経験できたのは貴重な機会でした。自分のターンが回ってくるまでの緊張感や、チームのために勝ちたい! という気持ちを経験できてとても楽しかったです。私が参加したチーム『スウッシュ』は、1区は最後尾でタスキを受け取ったけれど、2区、3区で追い上げ1位に。最後は1位のままゴールすることができて、想像以上に喜んでしまいました。団体戦だからこそ味わえる、運動の楽しさを体感できて、箱根駅伝や富士山女子駅伝がより楽しみになりました」(エディターNANA)

駅伝シーズンに向けて、ナイキから「EKIDEN PACK」が登場!

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最後に駅伝シーズンになると話題になる、ナイキの「EKIDEN PACK」をご紹介。駅伝で注目度の高いシューズは、レース本番から日々のトレーニングまでを想定した全5型が登場。これまでのランニングの常識を大きく変え、様々な記録を打ち立ててきた「ナイキ アルファフライ 2」と「ナイキ ヴェイパーフライ 3」には、ピンクとボルトの左足と右足で異なるカラーを採用。

そのほかには、速さと耐久性に優れ、トレーニングなどで着用する「ナイキ ズーム フライ 5」、様々なレベルのランナーに対応し、日々の練習にも適した「ナイキ ペガサス 40」、そして、柔らかいフォームとズーム エア ユニットを搭載し、反発性にも優れ、トレーニングやレースに最適な「ナイキ ライバル フライ 3」などの、幅広いランナーのニーズに寄り添ったシューズがラインナップ。「駅伝史に残る重要なレースの開催年である“1920”の数字など、駅伝ならではのモチーフが散りばめられているのも「EKIDENPACK」ならではの魅力。

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これからやってくる駅伝シーズン、選手たちの想いやシューズ、たすきのつなげ方などにも注目してみよう!

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。