すでに廃刊となっている雑誌に掲載されたインタビュー記事によって、マリリン・モンローの一風変わった食生活とエクササイズの習慣が明らかになった。ネットフリックスで伝記映画『ブロンド』が公開されたことにより、伝説の女優モンローは再び注目を浴びている。オーストラリア版ウィメンズヘルスより見ていこう。

モンローの人生は謎に包まれているけれど、『How I Stay in Shape by Marilyn Monroe』というタイトルのインタビュー記事からは、ハリウッドにおける彼女の暮らしを垣間見ることができる。もともとは1977年に廃刊した雑誌『Pageant』が掲載し、ビューティーサイト『Into the Gloss』が発掘した同記事によると、モンローはバストアップエクササイズに励む大の卵好きだったらしい。

マリリン・モンローの食生活

朝食に生卵を食べていた

「朝食。私の食習慣は異様だと言われるけれど、そんなことないと思う」

「朝はシャワーを浴びる前に、ホテルの部屋に置いてあるクッキングヒーターで牛乳を温める。温まったら、そこに生卵を2つ入れてフォークで泡立て、服を着替えながら飲む。マルチビタミンのサプリメントもね。多忙なキャリアウーマンにとってこれ以上にヘルシーな朝食なんて、医者にも分からないはずよ」

驚くほど高タンパクだった

「夕食。家で食べるときは驚くほどシンプル。毎晩ホテルの近くのスーパーでステーキかラムチョップかレバーを買って、オーブンで焼いている。お肉には生の小さいニンジンを4~5本添えるだけ。私にはウサギの血が混ざっているに違いない。生のニンジンは食べても食べても飽きないの」

アイスクリームサンデーが大好きだった

「P.S. 日中の食事がシンプルなのはいいことだと思っている。ここ数カ月は夜の演技クラスの帰りに、ウィル・ライトのアイスクリーム屋さんで巨大なホットファッジサンデーを食べるのが習慣になっているから。普段の食事がタンパク質中心じゃなかったら、絶対許されないことね」

マリリン・モンローのフィットネス習慣

直感的なアプローチで運動していた

「自分のスタイルが特段いいとは思わない。つい最近まで、体に気を遣うことすらめったになかった。最大かつ唯一の悩みは食べる量が少ないことだったのよ。それがいまでは食べすぎを心配している。運動を気にかけることもなかったけれど、いまは小さいダンベルで毎朝最低10分は運動している。筋肉を引き締めておくために自己流のエクササイズをしているけれど、お目当ての筋肉に効いているのが分かるから、私には合っているはず」

厳しく管理されるのは好まなかった

「エクササイズ。歯を磨いて、顔を洗って、眠気が冷めたら、ベッドの横の床に寝転んで、シンプルなエクササイズを開始する。両手に2kgのダンベルを持ち、腕を左右に開いた状態から持ち上げて、頭の上で伸ばすだけ。これをゆっくり15回。次に、腕を伸ばした状態から下ろすのを15回。最後は腕を床から45度浮かせて、疲れるまで回す。ラジオの体操番組みたいにリズムよくカウントすることはない。厳しく管理される感じの運動には耐えられないから」

スポーツは嫌いだった

「スポーツ。アウトドアスポーツには特に興味がないし、テニスやら、水泳やら、ゴルフやらがうまくなりたいとも思わない。そういうのは男性に任せておくわ。日焼けした肌が白い肌より魅力的とも健康的とも思わない。カリフォルニアではすごくはやっているけれど。全身ブロンドな感じでいたいから、真っ黒に焼けたくない」

睡眠を優先していた

「もともとのんびり屋さんだから、慌ただしいピリピリした空気の中で何かするのは好きじゃない。朝起きて、ベッドからパッと出るのも私には無理。日曜日は完全にオフだから、2時間くらいベッドの中でグダグダすることもある。睡眠時間はスケジュール次第で5~10時間。幅広のシングルベッドで、夏でも冬でも重たい羽毛布団を1枚だけかけて寝る。パジャマや気味の悪いナイトガウンは苦手。着ると、ちゃんと眠れない」

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Isobel Larkin Translation: Ai Igamoto