テレワークが増えて、「バランスボール」をイス代わりに使いたいという人も多いのでは? 今回は、アメリカ版ウィメンズヘルスから「バランスボール」の選び方と使い方をレクチャー。エディターおすすめアイテムもぜひチェックしてみて!
【目次】
バランスボールとは?
空気を入れて膨らませるバランスボールは、ワークアウトに欠かせないアイテム。「バランスボールは初心者にもベテランにも使えますし、上半身から体幹そして下半身まで、全身のエクササイズをレベルアップさせるのにも便利です」と話すのは、パーソナルトレーナーでフィットネスエキスパートのローラ・ミランダ。「軽量ではありますが、ダンベル、ケトルベル、バーベルに似た抵抗力を発揮しますし、エクササイズの土台(プラットフォーム)として使うことも可能です」
バランスボールは¥2,000~と比較的安いアイテムも多いので、自宅用ワークアウト器具のひとつとしておすすめ。
自分に合ったバランスボールの選び方
バランスボールを選ぶ時の最も簡単な方法は、自分の身長から最適なサイズを導き出すというもの。このチャートを使って、自分に合ったボールサイズを特定しよう。
●身長:145cm未満→ボールサイズ:45cm
●身長:145~160cm→ボールサイズ:55cm
●身長:161~179cm→ボールサイズ:65cm
●身長:180~195cm→ボールサイズ:75cm
●身長:195cm以上→ボールサイズ:85cm
もうひとつ覚えておきたいのは、ボールが小さければ小さいほど難易度は上がるということ。身長で選ぶのもよいけれど、自分のフィットネスレベルやエクササイズの種類に応じてサイズを変えるのが◎。例えば、ハードコアな腹筋エクササイズには小さめが向いているし、ワークアウト用ベンチとして使うなら大きめの方がいい。
バランスボールを使うメリットと使い方
ミランダいわく不安定な面で動こうとすると、いつも以上に筋肉が使われるのでキツい。米オクシデンタル大学が発表した2007年の論文にも、バランスボールでクランチをやると、平らな面でやったときより体幹が鍛えられると示されている。
例えば、バランスボールに腕をついてプランクをしてみよう。地面でやるときとは違う意味で、体を安定させるのが大変。
バランスボールは柔軟性トレーニングにおいても定評があり、ハムストリングスと腰をほぐしたいときには特に便利。ミランダによると、前屈してつま先をタッチするという基本的なストレッチの代わりに、ボールに手をつき前や外に転がすとハムストリングスが一層伸びる。また、座りがちの生活で腰が痛くなりやすい人は、バランスボールに座ることで脊柱の安定性を改善できるかもしれない。
バランスボールを活用したおすすめのトレーニング方法はこちら!
▽エディターSAWAKOが半年間でマイナス10kgに成功したメソッドを公開!
▽使い方次第で効果倍増! バランスボールを使ったエクササイズ
バランスボールを使う上での注意点
他のエクササイズ器具同様、バランスボールでも安全が第一。
バランスボールに座った状態でウエイトを使うのは避けること。「これでは体幹の安定性が高まることも、体幹がいつも以上に働くこともありません。背骨が少し曲がった状態で座っていると特に、脊柱が圧迫されて危険です」とミランダは警告する。
その代わり、ボールにヒザをついたり、ボールの上で仰向けになって床に足をぴったりつけたり、ボールにお腹を乗せてバランスを取ったりしながらウエイトを使えば、体幹にものすごく効果的。
おしゃれ! おすすめのバランスボール10選
テクノジム ウェルネスボール
「テクノジム」のウェルネスボールは、トレーニング用として活用できるのはもちろん、長時間座っていても腰が痛くならないのが魅力! 座るだけで、筋肉を強くし、バランス感覚の向上、柔軟性、姿勢を改善するのをサポートしてくれる。自宅やオフィスなど、どの場所でも違和感なく使用できるように、スタイリッシュなデザインなのもうれしい点。
サイズ:55㎝
山崎実業 シーティングボール
ゴム製のテカテカしたバランスボールは、インテリアの中には浮いてしまいがちなので、ずっと出しておいても浮かない、布張りタイプがおすすめ。そして、ホコリが付きにくいのも布製のいいところ。
サイズ:65cm
Destyle バランスボール
こちらは、スウェードのような質感で手触りのよさが特徴。
サイズ:55㎝
YogaBo ヨガボー
人をダメにするクッションで話題の「ヨギボー」から、バランスボールも登場している。座り心地がよいのはもちろん、床に付く部分にゴム製のストッパーがあるので、あちこち転がらなくて使いやすい。
サイズ:60cm
リーボック スタビリティジムボール
ゴム製のスタイリッシュなバランスボールを探しているなら、こちら! 厚みのある、しっかりした素材で、下部の黒い部分には重りがあり、転がっていかないような設計になっているのが特徴。
サイズ:75cm
Trideer バランスボール
「Trideer 」のバランスボールは、「45/55/65/75cm」とサイズが選べる! そして、今回紹介したアイテムのなかでは、一番低コストなので、「バランスボールを続けられるか不安……」という人も試しやすい。
サイズ:45/55/65/75cm
東急スポーツオアシス バランスボール
「東急スポーツオアシス」のバランスボールは、固定用リングがついているのが特徴。固定用リングがついていると、転がってしまう心配がないからイスの代わりに使いやすい。カラーバリエーションが豊富なので、お気に入りの色を見つけて。
サイズ:55㎝
RGGD&RGGL バランスボール
チューブ付きなので、さらなる多様なエクササイズができる。トレーニング強化の目的でバランスボールを取り入れる人におすすめ!
サイズ:65cm
マルームズ バランスボールチェア
座る目的のみで、バランスボールを使うならこちらがおすすめ! 安定感抜群。
サイズ:52㎝
PROIRON バランスドーム(半球バランスボール)
収納しやすいのが、半球バランスボール。ジムで見かけたことがある人もいるのでは? バランスボールで行うには難易度が高い、不安定な場所での腕立て伏せやスクワットを行いやすいのが特徴。
サイズ:60㎝
まとめ
バランスボールには、形やサイズ、カラー、質感など、さまざまなタイプがあることが分かったはず。目的や好みに合ったバランスボールを選んで、美ボディを目指そう!
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。