コロナ禍によってリモートワークの快適さに気づき、もう対面には戻れないと考える人も少なくないだろう。同様に、オンライントレーニングの快適さを一度知ってしまうと、もうスタジオに通うスタイルには戻れないと語るのは『自由もお金も手に入る! 勝間式超スローライフ』を上梓した勝間和代氏だ。オンライントレーニングによって劇的に運動が楽に快適になったという。
モチベーションが下がる運動の2つの問題点
今まではヨガと筋トレのジムの2つに通っていたという勝間氏。スタジオプログラムにスケジュールを合わせることがとにかく苦痛だったと語る。
「ジムまでの往復の時間も含めると2〜3時間が必要です。となると、仕事と塩梅しながらスケジュールに組みこもうとすると、昼間の一番良い時間帯がスポーツジムに取られてしまいます。また、往復の時間がもったいないからと、プログラムを1度に2つ以上受けてしまうと、今度は疲れ切ってしまいます」
とはいえ自宅で運動しようとすると今度はつまらなくて続かない。結局、運動の問題点は何かというと、ジムに通ってやろうとすると「時間効率がとんでもなく悪い」、自宅で一人でやろうとすると「運動そのものが面白くない」の2つであり、続けることが難しくなっていた。これを一気に解決してくれたのがオンラインジムだったのだ。
オンラインがさまざまな煩わしさから解放!
オンラインだと好きな時間に好きなトレーニングを好きな量だけ行うことができる。これまでのようにスタジオにわざわざ電車で赴いて、狭いロッカーで着替え、レッスンが始まるまで時間を持て余すこともない。
さらに、買い忘れがちな飲み物を準備したり、プログラムが終わるとシャワーを浴びるために慌ただしくダッシュでロッカールームに向かっていたのではないだろうか? 自宅であればゆったりとした気分で、時間を気にせずシャワーを使うことができ、着替えを持ち運ぶ荷物の負担からも解放される。
ハイクオリティーな海外プログラムも格安で受講できる
さらに言葉の壁さえ越えられれば、海外の最高峰のトレーニングメニューも格安で受けることができる。
たとえば勝間氏がおすすめするサービスのひとつに、ニュージーランドの「レスミルズ オンデマンド」というプログラムがある。月額15ドル程度で筋トレプログラムはもちろん自転車のプログラムなどあらゆるプログラムを受けることができる。
「オンラインの世界では競争相手が世界中に広がるため、無数のプログラムが取捨選択され、生き残った最も優れたものを選ぶことができます」
もちろん、日本でもオンライントレーニングメニューを提供するジムは増えてきているので、自分に合ったプログラムを探すといいだろう。
オンライン「ながら」トレーニングで内臓脂肪が最低レベルに
また、自宅で好きな時間に行えるオンライントレーニングであれば、仕事の隙間時間や、何か別のことを行いながらトレーニングすることだって可能だ。
勝間氏が行っているのは「耳読」。書籍の音読を聴きながら運動を行なっているという。
「もちろん、インストラクターの声も聞きながらなのですが、バーベルを上げ下げしたり、あるいは自転車を漕いでいる間、耳は暇なので、本の読み上げをラジオのようにして、それを聞きながら運動をしているのです」
まさに、自宅だからこそできるオンライン「ながら」トレーニングである。そのかいあって筋肉量は同年代女性の上位5%、内臓脂肪は同年代女性で最低水準にまでなったという。
朝から晩までトレーニングを行うのではなく、まさにネットサーフィンをやるような気軽さと楽しさで行えるオンライントレーニング。未経験なら、一度試してみてはどうだろうか。
『自由もお金も手に入る! 勝間式超スローライフ』もあわせてチェック!
本書では経済評論家である勝間和代氏がコロナ禍で実践していた「快適さも収入も諦めない、現代版スローライフ」。今回紹介したオンライントレーニングの他にも、食事や仕事、お金についてなどニューノーマル時代必須の知識を惜しげもなく公開している。
<目次>
はじめに
仕事
料理
運動
VR
第1章:快適さも収入もあきらめない、現代版スローライフのすすめ
第2章:スローライフで不自由しないお金の稼ぎ方・使い方
第3章:自宅を世界一快適にする方法
おわりに
text: Hikari Inagaki(side dishes)
『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。