テキサス出身のエイドリアン・ミシュラー(36歳)は、その心地良い声で大勢の人々をヨガの世界に迎え入れた。2012年、YouTubeチャンネル『Yoga with Adriene』で目的別(腰痛向けなど)のポーズやフローを紹介し始めてから、500万人以上の登録者をマットへ導き、本当の意味で“気持ち良い”場所へ誘ってきた。

その彼女が昨年イギリスを訪れた。一体どんなストレス管理をしているの? 筋力トレーニングは? エイドリアンがイギリス版ウィメンズヘルスに語ってくれたウェルネス習慣をチェックしよう。

エイドリアン・ミシュラーの幸せの法則

※イギリス版ウィメンズヘルスがエイドリアンと会ったのはコロナウイルス感染症のパンデミック前。彼女のコメントはロックダウンやソーシャルディスタンスが始まる以前の経験に基づいたもの。

1.ヨガの時間を設ける(当然)

    初めて開いたヨガ教室でうれし泣きをしてからというもの、みんなにヨガの気持ち良さを知ってもらうことだけを考えてきた。

    ヨガが“上手”じゃなくたってヨガの恩恵は受けられる。レッスンに参加するだけでいい。特定のポーズを“マスター”すれば奇跡が起こるわけでもない。「自分を幸せにするのは自分なんだ」とマットの上で気付いたときに奇跡は起こる。

    新進気鋭のインストラクターから、私が自分のブランドを築いた方法を聞かれることがあるけれど、私がティーチャートレーニングをしたのは18年前、18歳のとき。

    テキサス州オースティンの全てのジムで働いた。YMCA(キリスト教青年会)で働いていたことも、子供にヨガを教えていたこともある。ある日突然、天職が見つかったわけじゃない。

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    2.筋トレを怠らない

    ヨガは毎日のようにしているけれど、愛犬のベンジーを散歩に連れて行き、毎日少し走るようにもしている。

    筋トレは2年前に始めた。より良いランナーになりたかったし、自分の専門分野以外のことに挑戦したくて。最初の頃は無理をした。でも、可動域と筋トレを専門とするトレーナーの指導を受けて、バランスが取れるようになってきた。苦手なことを頑張って続けるのは精神にとって良いことよ。

    3.友達との時間をつくる

    夜の予定がないときは、親友のケリーとキムに会う。湖の周りをのんびりと歩いてから、ディナーか地元の映画館へ。映画館のバーカウンターでは、ジンとローズウォーターのカクテルを頼む。飲んでいると、オードリー・ヘップバーンみたいな気分になれるのよね。

    4.タンパク質を重点的に摂取する

    私は基本的にベジタリアン。海岸沿いに出掛けたときは魚を注文することもあるけれど、漁業が海に与える影響を学んでからは、完全にカットすることも検討中。ヴィーガンだった時期もあるけれど、卵だけは食べていた。卵なしでは生きられない。

    エイドリアンの1日の食卓:

    • 朝食:朝食はタコスが多い。トルティーヤに卵とホウレン草とニンニクを挟むのが私の定番。お昼まで満腹よ。
    • 間食:バナナとひとつかみのナッツ、またはアーモンドバターを塗ったライスケーキ。アメリカーノと一緒にね。
    • 夕食:毎週作るグリーンスープを大きなボウルで。サイドディッシュは豆とキヌアのサラダ。

      5.映画と本でリラックス

      最近観た映画の中で一番良かったのは、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ファントム・スレッド』。私自身、映画に出演していた頃もあったから、映画鑑賞はいまでも好きよ。でも、読書ほど気分転換になるものはない。最後に買ったのはダイアナ妃の伝記。空港の本屋さんに、それしか売っていなかったの!

      6.スキンケアは至ってシンプル

      顔を洗わずに寝ることは絶対ない。何があっても、洗顔、化粧水、保湿液だけは忘れない。

      いま使っているのはCosmedixというブランドの化粧品と、ヒッピー系のアイテム(橙花油やローズウォーターの化粧水)。寝る前に、ご褒美としてフェイスマスクを使うのが好き。最近紹介されたHonest Beautyのフェイスマスクはオススメよ。

      ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

      Text: Roisín Dervish-o'kane Translation: Ai Igamoto