ヨガスタジオでは足のことで頭がいっぱい。どこに置き、どう伸ばして、どの方向にどのくらい広げるか。足に意識を向けることで、ヨガの練習の深く重要な側面、体の基盤、地面とのつながりにも意識を向けることになる。今回はヨガにおいて足の動きが重要な理由についてイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

自然と同様、私たちの中にある全てのものは下から上に向かって育つ。上半身のバランスや、ダイナミックな動き、柔軟性には丈夫な基盤が必要なのに、私たちは、足のケアを情けないくらい怠っている。歩けるようになってからずっと、自分の足に合わないようなサイズや形のシューズを履いて、つま先がヒールの先で押しつぶされても気にしない。その影響は、いつか必ず歩き方、アラインメント、姿勢に現れるから注意が必要。

私たちの足は実に巧妙な作りをしている。まず、つま先の広がりに対して、かかとの骨が比較的小さい。そして、親指の付け根とかかとの間の土踏まずは、脚全体と骨盤を見事に支えてくれている。

土踏まずがなくなると骨盤底や内ももの筋肉が弱くなるし、ガニ股で歩くとヒザや股関節を痛めてしまう。でも、両足を平行にすれば脚の内側と外側がしっかり安定。だからヨガのクラスでは、何よりも先に足の幅を整える。

私たちがエネルギーを上や外に向けて使えるのは、足が踏ん張って体を支えてくれているから。マッサージやクリームで足をいたわり、足にやさしいシューズを履いて、足を強くするトレーニングを続ければ、いつまでも胸を張って歩けるはず。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Nahid De Belgeonne Translation: Ai Igamoto

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。