汗も涙も瞑想も共有してきた大切なヨガマットを長持ちさせるには、定期的なお手入れが必要。ホットヨガスタジオ『Y7』設立者のサラ・リーヴィによると、ヨガマットは使用後毎回キレイにするべきだとか。この内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

自宅でもスタジオでも、マットのお手入れは最優先事項。ヨガスタジオ『YogaSpark』を設立したインストラクターのローレン・ポーラットが言うように、汗や汚れが蓄積すればするほど、マットのケアは欠かせなくなる。

プロが教える“正しいお手入れ方法”で、ヨガマットに付着する細菌、悪臭、汚れを防ごう!

ヨガマットのお手入れ方法

ヨガクラスを1回終えたら、ヨガマットを抗菌シートか洗浄スプレーで拭く

ヨガマットメーカー『Manduka』のクレイグ・スティフによると、ヨガマットは使うたびに拭いてあげるのが理想的(汗っかきの人は特に)。これには、ヨガスタジオで支給される抗菌シートか、ぬるま湯にせっけんを混ぜた溶液が使える。マットによってはお酢の溶液も使える(スタジオ『Y7』は水、お酢、ティーツリーオイルを混ぜた溶液を使っている)けれど、メーカーの取扱説明書を先に確認しよう。

時間がなくて今はサッと拭くしかないなら、あとで必ず時間をとって、汗や細菌をしっかり除去することが大切。ホットヨガ、アシュタンガやパワーヨガのようなハードなフロー、マットに寝転ぶ屍(しかばね)のポーズでは、汗が付着しやすいのでなおさら。スティフいわく、大量の汗が蓄積すれば気持ち悪いのはもちろんのこと、(素材によっては)マットのパフォーマンスが低下することもあるそう。

ヨガマットクリーナーの作り方

スプレーボトルに蒸留水とホワイトビネガーを1:1の割合で入れ、ティーツリーオイルを数滴加える。環境に配慮して、プラスチックではなくガラス製のボトルが使えると◎。

たくさん汗をかいたら、ヨガマットを浴槽かシャワーで洗う

ハードなワークアウトによる汗や汚れを取り除くには、定期的にマットを洗うか、念入りに掃除する必要がある。頻度は自分で決めればいいけれど、スティフはベッドシーツと同じようにマットも週に数回洗うことを勧める。

浴室での洗い方には数通りあるので、自分の好みとマットのタイプで使い分けよう。ポーラットによると、天然ゴム製のマットや滑りにくいマットは汗を吸いやすいため、浴槽かシャワーで定期的にしっかり洗う必要がある。お好みのクリーナー(自家製か市販のもの)で洗ったら、浴槽に張った水に浸けるか、シャワーで入念に洗い流そう。

クリーナーの中には、マットの上で数分放置してから拭く/洗い流すタイプもある。(マットの破損やグリップ力の低下を防ぐため、必ずメーカー推奨のお手入れ方法に従うこと)

ヨガマットを洗濯機で洗う(※メーカーの取扱説明書に洗濯機使用可と書かれている場合のみ)

ヨガマットを手で洗うことを考えると、ヘッドスタンドをマスターするのと同じくらい気が遠くなる?幸いなことに、メーカーによってはヨガマットも洗濯機で洗える。ヨガ用のレギンスも一緒に放り込みたいところだけれど、まずは説明書を確認し、指示通りに洗うこと(さもないとレギンスが絡まって、ヨガマットが変形してしまうかも)。洗濯機の脱水機能、回転ドラム、強力な洗剤、乾燥機の使用は絶対NG。

ヨガマットの乾かし方

細菌やカビからヨガマットを守りたいなら、乾かし方にも注意が必要。一番やってはいけないのは、洗ってすぐに丸めること。「自然乾燥させてから丸めましょう」と話すポーラットいわく、マットの上にヨガタオルを乗せ、汗や汚れが最初から付かないようにするのがベスト。「風通しを考えると、屋外の椅子や物干しざおにマットをかけておくのが一番ですが、寒すぎるなら室内干しでもOKです。できるだけ表面積が広い場所を見つけましょう」。浴室は湿度が高くマットが乾きにくいので、シャワーや浴槽にかけるのはやめておこう。以上のアドバイスに従えば、ヨガマットが清潔に保てる。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Mercey Livingston Translation: Ai Igamoto

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。