モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は、風邪やインフルエンザが流行る冬の季節に心強い除菌ジェルの作り方をご紹介します。
さて2月の二週目は、風邪やインフルエンザが流行るこの季節にピッタリの「アロマで除菌ジェル」の作り方をご紹介します。
何がきっかけで身体に菌が入り込んで悪さをするか分からないので、何事も未然に防げるものは徹底ガードしていきましょう!
それでは早速レシピを確認していきましょう!
【材料&機材】 1本130ml 所要時間:20分 保存期間:2週間
・精製水……120ml
・無水エタノール(なければウォッカで代用可)……10ml
・タマリンドガム……1g
・精油……ティーツリー3滴 ×ユーカリ・ラディアータ4滴×レモングラス2滴
お道具:容器、計量ビーカー、スプーン、計量器、ミルクリーマー
【作り方】
1)全てのお道具を消毒後、ビーカーで精製水を計量します。
2)1とは別のビーカーにエタノールを計量し、そこに精油を入れて軽く混ぜます。
3)新しいビーカーにタマリンドガム1gを計量器で計量します。
4)精製水のビーカーにエタノールを入れ、材料がなじむように混ぜます。
5)精製水のビーカーから5分の1程度の水をタマリンドガムに加え、ガムの粉っぽさが消えてジェル状になるまで混ぜます。
6)ジェル状になったところで精製水のビーカーを3、4回にわけてジェルのビーカーに注ぎ入れます。
7)手にジェルを塗りながら好みの硬さにジェルを仕上げていきます。
(ジェルが水っぽいと感じる人はここで耳かきを使って少量ずつガムを足していきましょう。一気にいれるとガムがダマになるので気をつけてください)
8)好みの硬さにジェルが仕上がったら容器に移して完成です。
今回はアルコールとアロマの力を活かした除菌ジェルのレシピになります。
無水エタノールは本来殺菌力が弱いのですが、水と混ぜ合わせることでその力を発揮します。
「アロマで除菌力というと本当にそんな力があるの!?」と半信半疑の人がいそうですが、実はあるんです!!
なぜならアロマは本来植物から採れるもので、植物は人間のように過酷な環境に置かれたときに移動して避けることができません。
そのため植物の害になるものが発生したときに自分がその害でダメージを受けないようにするために害を寄せつけない工夫、例えば嫌な香りや苦味成分を作ったり、殺菌する力を予め備えているんですね。ですので、アロマにも十分殺菌力があると言えます。
そして今日使うアロマ、ティーツリー、ユーカリ、レモングラスは殺菌&抗菌パワーが強いアロマで、それぞれの原産地では傷を殺菌消毒して治す薬として古くから原住民の生活に取り込まれてきた歴史があります。
これらのアロマは身体の免疫系を刺激して免疫力を高めたり、お疲れモードの心に一息つかせてやる気やモチベーションを高めてくれる働きが期待できます。
ストレスも身体の免疫力を下げる要因の一つなので、風邪菌を予防しながらストレスケアをして菌に負けない強い身体作りをしていくことも大切ですね!
それぞれに香りの主張も強く薬効も高めなので、使用する時は大量に使うことは避けた方がいい精油になりますが、少量をポイント使いすることで香りを印象深いものにしたり、美容や健康に嬉しい効能を更に高めてくれるので、使い方次第で良薬なアロマと言えます。
いつもはアロマによるビューティケアのお話をしていますが、健康な身体があってこその美容なので、皆さんぜひともアロマパワーで風邪菌を弾き飛ばして、寒い季節も健やかに過ごしましょうね!
Text&Photo:Yumiko Hara
モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/