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つらい経験の中、彼女の支えとなってくれたものとは?

オーストラリア出身のモデルで、インフルエンサーのステフ・クレア・スミスは長年にわたる自身の摂食障害の経験について告白した。彼女がYouTubeに投稿した動画には多くの反響があったという。

ステフは、自分と似たような経験をしたことがある、あるいはまさに今そうだという若い女性の多さに驚いたと言う。そしてその数を見て改めて、摂食障害がとても身近だということに気づかされたそう。

「ものすごく体重が少なかったり、ものすごく体重が多くなくても摂食障害を抱えていることはある。摂食障害とは、食べ物と良い関係を築けていないことで、それがうつ病や自分の身体への低い評価につながることもある」とステフは話す。

彼女のところには、“とてもヘルシー”と言われるものしか食べないように必要以上に厳しく食事を制限していたり、食事のたびにヘルシーなものを食べまくって、これはヘルシーだから大丈夫だと言い聞かせている、と言ってきた女性たちもいるそう。

問題なのはそのように過食してしまうことが習慣化してしまうことだとステフは話す。「だから、少し自分に厳しくするのをやめて、ヘルシーじゃないものを食べられるようになっても、大量に食べることがクセになってしまっている。そして一番悪いのは食べ過ぎたり、やけ食いをした後にやってしまうこと。たとえば、私だったらジムで倒れるまで身体を追い込んだり、もっと食べる物を制限したりして、ものすごく気分が落ち込んだり鬱っぽくなってしまう」とステフ。

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ステフの場合は見た目的に美しいと自分の身体のことを思えず、完璧でない自分の身体を考えて落ち込んでいたという。そして、それがさらにひどくなり、自分をコントロールできなくなったとステフは振り返る。ステフのように過食や食べ物との関係がうまくいかない状態はなかなか克服できない。

「過食は本当に習慣になってしまうとなかなか抜け出せない。今ではようやく克服できたと思っているけれど、それでもたまに食べているものに気を遣わなかったり、食べ過ぎてしまった時は後でものすごく嫌な気分になることもある」と言う。

ただ、昔と違うのは、その後に自分を罰するようなことはしないそう。食べ過ぎてしまった次の日も、起きて新しい一日をスタートして、前に進む、と話す。

ようやくここまで来られたのは、自分のことを好きになることができて、今ある自分の身体を好きになれたから、とステフは振り返って話す。自分は頑張っていて、トレーニングもしっかりして、健康的に食べているのだから自分の身体に関してハッピーでいいということにようやく気づくことができたそう。

今では、食べることに関して、そんなに厳しくしないことでストレスをかけないようにしているとステフは話す。たまのご褒美を許したり、自分の好きな物や食べてハッピーになるものを食べるようにするなど、少しずつ食べ物への向き合い方を変えたそう。そして、食べる量や食べる回数などを少しずつ変えながら、自分の丁度よいバランスを見つけたそう。

そんな彼女が自分の経験を振り返ってアドバイスをしてくれた。

1. 誰かに話をして

もし摂食障害に悩んでいるのなら、あなたのことを本当に考えてくれる人や、心配してくれる人に正直に話してみて。私の場合は、一度そのことについて話したら、過食をしようとしている時にその人の顔が浮かび、罪の意識を感じたので自分を止めることができた。私の場合は栄養の専門知識があり、同じような問題を抱えたクライアントを見てきたパーソナルトレーナーに、どうやったら食べることに気を配れるかを教えてもらった。もし、苦しいのなら医療関係者にも話すことは意味があるので、専門家の助けも借りて。

2. 食べるものに気を配る

食べ物はエネルギーのための燃料だと考えるように! 食べるなら身体の中からも元気になるようなものを選んで。そして、おなかを満たす正しい栄養素を含んだものを食べて。身体の声を聞きながら、空腹感や満腹感をきちんと感じるようにしてゆっくり食べれば、もうお腹いっぱいだということにちゃんと気づけるはず。

3. 身体を動かす

もしおやつを一つか二つ食べてしまって、頭では次の食事を抜いたほうがいいかもと思いつつも、またなにかを食べにキッチンに足が向いている、そんな時は一度外に出て。私の場合は、危ないのは午後。

午後に家でゆっくりしている時に、ヒマにかまけてひたすら食べ続けてしまい、気づけば夕食の時間ということも。そんな全くコントロールができない時に私を助けてくれたのは、その状況から逃げること。家を出て、長い散歩かいくつか用事を済ませたりして、とにかくキッチンから離れた。

4. 自分のことを好きになる

自分の嫌なところではなく、もっと自分の好きなところに目を向けるようにして。一度ありのままでも美しいということに気づければ、自分が食べることにあまりストレスをかけなくてすむようになる。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Steph Clair Smith Text:Noriko Yanagisawa Photo:instagram of @stephclairesmith