今回の相談者さんは、「出会いはあるけど、結婚に繋がらない」というOL。運命線と生命線に婚期の手がかりが。
「手相は変わる。運は変えられるんです」と語るのは、手相観として4000人以上を観てきたdauaさん。彼女自身も仕事のストレスで体調を崩したときに、ランニングやヨガに出会って不調から脱出。現在も自分自身の状態をよりよく保つために、ランニングやヨガは欠かないそう。そんな彼女が、手相観の相談でも多いお悩みについて、アドバイス。特徴的な線もご紹介するので、参考にしてみて。
手相を観ていると様々な人が私のところにやってきます。
風が気持ちいい午後、今日も一人のお客さまが扉を開けていらっしゃいました。
「そこまで結婚にこだわってなかったんですが、気づいたら、周りがどんどん結婚していて。出会いがないわけではないですが、私って結婚できますか？」
都内の会社に勤めているミホさん。白いシャツをきた彼女。肩まである髪の毛を一つに束ね、自然なメイクを施しています。現在30代後半の彼女は、20代から30代前半と仕事一筋でキャリアを築いてきました。それなりに収入もあり、オフの時間は美味しいものを食べたり、買い物をしたり、好きなところへ出かけたり、自分の時間を楽しんでいるようです。
「周りの友人たちは結婚をし、出産をして家庭を築く中、私はこのままでいいのかなと思うようになりました。結婚相談所や婚活パーティーに行って、何人か会ったり、それ以外でも好意を持ってくれる方はいなくはないですが、結婚するイメージがなかなか湧かなくて。」
結婚ってなんのためにしますか？
結婚がしたいという方の中には、ミホさんと同様、周囲の状況と自分の年齢を比較して焦ってる方も多いです。
しかし、ちょっと立ち止まってみて。
あなたが出会うパートナーは、長く生涯を共にする人になるかもしれません。
バーゲンセールで周りの状況に押されて焦って選ぶ洋服のように、自分の意思とは違うプレッシャーで選ぶと、本当に欲しいものが分からなくなるものです。
婚期というのは、本当に人それぞれ。
遅い早いなんてことはなく、自分だけの婚期があります。
自分だけの婚期のタイミングを知る手がかりはこの線！
1. 運命線 : 左の手首から中指の先に向かって昇っていく線。プライベートにおける人間関係や居住地などを表す。
2. 生命線 : 左手の親指と人差し指の付け根から手首に向かって降りていく線。プライベートであなたを取り巻く環境、人生の流れを表す。
運命線、生命線は共に年齢を刻んでいるのが特徴。
パートナー線をチェックしてみて
ミホさんの手を観ると、
図のように運命線が真ん中より少し上あたりで切り替わり、切り替わった先の線が薄くなっています。
これは今の年齢で結婚を決めたとしても、先が思い描けない不安定な状態になる可能性を示唆しています。
そして生命線の真ん中あたりにパートナー線が出現し、生命線と合流しています。これは人生の中盤に出会う人と結ばれる相。この二つの相を読み解くと、今焦って恋をし、妥協をして結婚をしても、モヤモヤは消えず、自分らしさが損なわれるだけ。決断は今ではなく、このあと訪れる運命の出会いを待ったほうが良いと判断できます。
結婚することがゴールではないとよく言いますが、自分の時間を共にする相手とどう生きていきたいか、パートナーと一緒にいる自分がどんな自分でありたいのかはとても重要。
自分の未来がワクワクするようなパートナーと出会うためには自分も高めなければなりません。あなただけの婚期を参考にすると、フォーカスする先、時間の使い方も変わり、次の運命の出会いに備えられるはずです。
Text:daua Illustration:Akane Ogura
海外を旅した際に出会った西洋占星術家がきっかけで手相・心理学を研究。IT,アート業界でWebディレクター、ライターとして働く傍ら、いつの間にか手相が口コミで評判となり、2012年から手相観として本格始動。個々の可能性を見いだし、良い変化をもたらすツールとして手相を捉え、手相を通じて自分自身を深く見つめる感覚を多くの人と共有することを目指している。2017年にベルリンへ拠点を移す。パーソナルカウンセリングを軸とし、手相をキーワードに、アートやデザイン、食、ヒーリングなど様々なジャンルのイベントでグローバルに活動を行っている。
