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アスリートとしての能力を高める上で、パーソナルトレーナーほどリカバリーの重要性を知る人はいない。そこで、オーストラリアのトップトレーナー5人に、パフォーマンスを次のレベルに引き上げるコツを語ってもらった。

アンドリュー・パップ: 『Battle Fit Australia』創設者

パフォーマンスとリカバリーの両方を向上する策をいつも探している。僕のトレーニングプランではリカバリーに費やせる時間が少ない。その中で常に最高の成果が出せるようにしたい。

最近のお気に入りはSKINSのコンプレッションウェア。使用する筋肉への血流量を増やす一方でトレーニング中の筋肉振動を減らしてくれるので、エネルギーがセーブできて、リカバリーにもパフォーマンスにも効果的。蓄積する乳酸を取り除き、筋痙攣を防ぐのにも役立つ。

ベン・ルーカス: 『Flow Athletic』オーナー

個人的に、アクティブなリカバリーセッションを週1~2回行うのが好き。回復中も体を動かすことができるから。それまでの激しいワークアウトによって失われたバランスの回復や、凝りや炎症の緩和にも最適。

アクティブリカバリーの手段として、陰ヨガクラスに参加したり、軽く泳いだりするのが好きだけど、何往復も泳ぐのが辛ければキックボードを使ってもいい。

地元のフローテーションタンクも最高。濃度の高いエプソム塩水を張ったタンクに入ると、体が浮かぶ。リラックスとストレス解消に非常に効果的な方法で、個人的にハマっている。

フローテーションタンクでは活力の向上、免疫システムの強化、乳酸レベルの低下といった効果が得られ、アクティブリカバリーも促進される。また、エプソム塩は、筋弛緩剤および関節を支えるタンパク質源として働くマグネシウムと硫酸塩でできている。だから、浮かんでプレッシャーを開放している間に、ミネラルが筋肉に直接吸収される。

テーガン・ヘイニング: セレブ専門トレーナーで『7-Day Quickie』の著者

活力を高め、コルチゾールを減らし、引き締まった筋肉を作るために、ワークアウト後はプロテインと単炭水化物で必ず燃料補給。プロテインとココナッツミルクか水、そして氷をたっぷり入れたベリースムージーが一番のお気に入り!

ヴィクトリア・バードン: 『98 Gyms』所属トレーナー

最近は、休むことの価値が過小評価されている。もっと筋肉を付けて、もっと強くなるためには、もっと頻繁に、もっとキツいトレーニングをするべきだというのはよくある誤解。実際、そんな必要なない。体は休まないと変われない。いくら強調しても足りないけど、体が強くなるのはワークアウト中ではなく、そのワークアウトから回復した時。十分な睡眠 (8時間が理想的) を取るだけでなく、トレーニングに起因する炎症や筋損傷から自ら回復するために、週1~2日は体を休ませることが必要。休息日も体を動かすのはいいけれど、体をしっかりリチャージしてトレーニングに費やす時間を最大限に活かせるよう、バランス良く食べて水分を補給するのを忘れずに。

やり過ぎないことも大事。控えめに行ってこそ、大きな成果が得られるもの。ただカロリーを消費するために力半分のワークアウトを1日2回ずつ毎日行って疲れ果てるより、最大限の努力で週1~2回のワークアウトをこなした方が結果は出る。目標に集中して、それぞれのセッションにどう取り組めば目標に近づけるかを理解して。体調が万全でなければ、その日をアクティブリカバリーに使っても害にはならない。

レネ・スコット: 『Barre Attack』創設者

いつものワークアウトにピラティスやバレエアタックを取り入れれば、トレーニングの質も量も上がる。これらのエクササイズは、体を長く伸ばし、血流、体の可動性、柔軟性を高めるようデザインされている。衝撃は低いけれど負荷の高いこのワークアウトによって筋肉がつき体が安定するので、怪我の防止にも役立つ。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images