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真っ白い世界に身をゆだねて、自然を目で、耳で、からだで感じる。そんなシンプルな豊かさを実感できる冬のアウトドアは、寒さを味方につけたら一瞬でハマる。2月2日(土)から3日(日)にかけて、「ザ・ノース・フェイス」がキャンプとスノーシュートレッキングをメインにした、真冬のアクティビティイベント「ウィンターキャンプ in 北軽井沢スウィートグラス」を開催。キャンプは初めて、という参加者も多いなか、テント張りやバーナーを使ってのごはん作りなど、使えるテクニックもたくさん学んだ大充実の2日間の様子をお届け。

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キラキラと輝く雪が、視界いっぱいに広がる北軽井沢。そこに集まったのは、「+Add Warmth Campaign」※1で招待された10組20名。「キャンプはおろか、こうしてアウトドアを体験するのも初めてです」と話す女性やカップル、親子が参加したイベントは、「ザ・ノース・フェイス」がプロデュースする真冬のキャンプをみんなで楽しむというもの。

※1「+Add Warmth Campaign」は、「ザ・ノース・フェイス」のダウンジャケットやフリース、パンツなど、街でもアウトドアでも着られる、対象の秋冬商品を購入した方の中から抽選でイベントに参加できるキャンペーン。極寒の地で、防寒性の高さを試せるチャンスに、参加者は手に入れたばかりのあったかウエアを着用して参戦した。

初めてのテント張りは、「思っていたより、ずっと簡単」

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キャンプのスタートは、難易度が高い印象のテント張りから。でもこれ、(結果から先にお伝えすると、)女子2人でも余裕でできる! 目の前に広げたポールやペグに、「何時間かかるかな……」と肩に力が入っていたことも忘れ、スタッフさんに教えてもらいながら夢中で組み立てること30分弱、あっというまに完成。

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「ザ・ノース・フェイス」のテントは、骨組みとなるポールとそれらを通す穴が色分けされているから、パーツをあてはめる場所が一目瞭然。組み立てたあとにミスに気がついてやり直し、なんてことも少なくて済む。唯一、力が必要なのはペグを地面に打ち込むとき。地面が凍っていることも多い冬場は、なかなか深くペグが刺さらないことも※2。けれど、軍手とハンマーを正しく使って、交替でトントンカンカン作業をすれば、体があたたまって不思議と笑いも起きてくる。

初めてテントを張ったという女性二人も「これなら次は、自分たちだけでもできそう」と、キャンプの第一関門を楽しく突破した様子。

※2 どうしても刺さらないときは、無理をせず周りに助けを求めましょう。

シングルバーナーでできる、素材の味を生かした豪華な夕飯作り

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キャンプのときこそ、栄養たっぷりの食材を、ゆっくり味わいたい。今回アウトドア料理を教えてくれたのは、八ヶ岳南麓にあるレストラン「DILL eat,life.」※3のオーナーシェフをつとめる山戸ユカさん。持ち運びに便利なシングルバーナーの使い方や、たき火で作る煮込み料理をおいしくするコツなど、山で作るごはんをもっと研究したくなる目からうろこの知識が盛りだくさん。

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アウトドアに初めて挑戦するときは、バーナーや食器など揃えなくてはいけないグッズが多くて大変、というイメージ。けれど山戸さんは、「はじめからすべて手に入れなくても、自宅にあるカセットコンロからでいいんです」と話す。キャンプが好きになって回数を重ねていけば、必要なアイテムが見定められるようになるから、それまでは身近にあるものでOK。大切なのは、まず体験してみること。

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参加者全員で、おいしい時間を共有したところで1日目のアクティビティは終了。明日のスノーシュートレッキングのために、テントで早めの就寝。

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※3 「DILL eat,life.」は季節の彩り野菜を中心とした、からだにやさしいごはんを提供しているレストラン。アウトドア好きの山戸さんご夫婦がデザインしたという山小屋風の自宅1階部分を、レストランとして開放。木の温もりを感じられる店内で、からだが喜ぶ栄養満点の一皿をぜひ試して。

五感が研ぎ澄まされる雪山で、はじめてのスノーシュートレッキング

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この日は風もなく、温かい陽ざしが降り注ぐ絶好のスノーシュートレッキング日和。向かったのは浅間山東北麓の標高1,300mにある「浅間牧場」。四季によって異なる花々が咲き、いつ訪れても雄大で美しい景色が広がるこの場所は、地元民からも愛されている。

そもそもスノーシューってなに?

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新雪の上を歩くとき、いつものシューズだとずぼっと深く足が沈んでしまう。そんなとき、スノーシューと呼ばれる道具を装着することで、雪と足の接地面積が広くなり浮力が生じ、雪上でも足が沈まずスムーズに歩けるようになる。高山を登るときと同様、歩行をサポートするストックもあると便利。

「MY FIRST SNOW TREKKING」で、本気の遊びを知る体験

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浅間牧場の駐車場をスタートし間もなくすると、まだ誰も踏み入れていないふかふかの雪が広がる坂が目の前に現れる。足を下ろすと聞こえる「ぎゅっぎゅっ」の音が心地よく、一歩また一歩と踏み出すたびに自然と一体化していく感覚がうれしい。

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「これはウサギの足跡ですね」とガイドさんが教えてくれる、いろんな形の足跡を発見できるのもスノーシュートレッキングの魅力。鹿やイノシシ、たぬきの足跡を目でたどっていくと、まるでそこに姿が見えるよう。「どこに向かって行ったんだろうね」「家族が待ってるのかな」、と会話をしながら丘の頂上を目指す。

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約1時間のトレッキングが終わるころには、体がぽかぽかしてアウターを脱ぐ人も続出。ゴールである頂上に到着するやいなや、ソリをして遊んだり、温かい飲み物を手に壮大な山を眺めたり。からだ一つでここまで楽しめるアウトドアってやっぱりすごい。

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「ザ・ノース・フェイス」は、女性が楽しめる山遊びをガイドする「MY FIRST SNOW TREKKING(マイ・ファースト・スノートレッキング)」を提案。雪山の見どころから知っておきたいキケン、身につけるものまで教えてくれるガイドブックは、ウェブサイトまたは店頭でチェックして。

「MY FIRST SNOW TREKKING」には気がついたことをメモしておけるページもあるから、写真を貼ったりイラストを描いてジャーナルを作るのもおすすめ。ちなみに、エディターの記録はこんなかんじ。

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「ウィンターキャンプ in 北軽井沢スウィートグラス」参加者の多くは、はじめての冬キャンプ&スノーシュートレッキングをこの2日間で体験。「アウトドアに憧れてはいたものの自分にできるのか、どうやって楽しむのかわからなかったけれど、最高な時間を過ごせました。これはハマる予感!」と大満足の様子。一瞬で虜になるウィンターキャンプ、忘れられない体験をあなたも試してみて。

MY FIRST SNOW TREKKINGはここからチェック。
goldwin.co.jp/tnf/special/my_first_snow_trekking/

普段聞けない、企画チームが語る「ザ・ノース・フェイス」の裏話

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今回のイベントでは、「ザ・ノース・フェイス」のウエアデザイン・企画に関するトークセッションも行われた。

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もっと多くの女性にアウトドアを楽しんでほしい、というブランドの思いの背景には市場の数字と日本女性のライフスタイルが深く関わっているそう。アメリカのマーケットでは「ザ・ノース・フェイス」の女性購入者が全体の約60%を占める一方、日本では約30%。キャンプやトレッキングに親しむことが日常化しているアメリカでは、普段身にまとう衣服とアウトドアで着る衣服が、ボーダレスであるほうが好まれる傾向にある。ブランドが目指すのは、外で体を動かすのに快適な機能を持つことはもちろん、日本のライフスタイルに沿うさまざまなニーズ(美しいシルエットやオンオフ問わず着られるものなど)に応えるウエアづくり。

そんな話を聞いてエディターがふと考えたのは、自分が着ている「ザ・ノース・フェイス」のダウンコートのこと。「寒い冬をおしゃれに乗り越えたい!」とデザインに一目ぼれして購入したミドル丈のコートは、通勤時や長時間にわたる外での撮影のよき相棒。もちろん今回のイベントにも着用していったけれど、防水防風機能、保温性と通気性がここまで優れているとは正直驚いた。街でも着られて、本格的なアウトドアにも“使える”アイテムは、1着あると心強い。

今回滞在したのは……

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群馬県浅間高原に位置し3万坪の広さを誇るオートキャンプ場、北軽井沢スウィートグラスでは、四季折々の自然を満喫することができる。冬の雪遊びはもちろん、夜になると頭上に広がる満点の星を眺める楽しみも。また、テント泊であっても寒さの心配は無用。薪で焚いたお湯につかれるぽかぽかお風呂、湯たんぽやホットカーペットのレンタルもあるから快適に過ごせること間違いなし。ぜひ一度訪れてみては?

住所/〒377-1412 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579
sweetgrass.jp

photo: THE NORTH FACE OFFICIALlocation: 北軽井沢スウィートグラス

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Sawako Motegi
コントリビューティング・エディター

スポーツファッション・サステナブルの記事を担当。山梨県の富士河口湖町へ移住し、オンラインを駆使して取材活動を行う。フェミニズムや環境問題などの時事ネタやニュース、人を掘るのが得意。  2020年までウィメンズヘルス編集部に在籍。