子どもを産まない選択をしたセレブ11人の本音
子どもをもつことは誰かのためではなく、子供をもつかどうかの決断はとても個人的なもの。それでも、常に人目にさらされ....
子どもをもつことは誰かのためではなく、子供をもつかどうかの決断はとても個人的なもの。それでも、常に人目にさらされているセレブたちの場合、“特定の年齢”に達すると、彼女たちの体や生体時計を精査されたり、家族計画について、侵略的な質問を受けることもしばしばある。そんなデリケートな問題について、11人のセレブたちが正直な胸の内を自らの言葉で語った。
Photos: Getty Images Translation: Ai Ono
From Harper's BAZAAR
アリソン・ブリー
ドラマ『GLOW:ゴージャス・ レディ・オブ・レスリング』に主演する35歳の女優は、子どもをもちたいとは思っていないことを打ち明けた。アリソンは『サンデー・タイムズ』紙のインタビューで、夫デイヴ・フランコと決めた夫婦の在り方を明かした。「私は本当に子供が欲しいと思っていないの。ドラマのシーズン中、撮影している間に妊娠していないか心配しなくてもいいから最高よ。毎日そのことを考えていられないわ。子どもがいることは素晴らしいと思うけど、その全てを考えたらストレスフルになってしまいそう。自分たちが、飼っている猫の生活にどれだけ関わっているかを考えたらね。もしこれが子どもだったらって考えたら、大変よ!」
キム・キャトラル
「今となっては、生物学的な母親になることはない」と語ったドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のスター。「私が5歳のときは100匹の犬を飼い、100人の子どもをもつことが私の夢だった。私が感じていた圧力のほとんどは外部からのものだと気づいて、私は母になる一歩を踏み出す準備ができていないと分かったの」と、『オー・ジ・オプラ・マガジン』に明かした。
最近では、ピアース・モーガンがホストを務めるトークショー『ライフ・ストーリーズ』の中で、『SATC』に出演していたことで彼女の受胎力に影響があったことも告白。「日に19時間もこの作品に費やしていたことに気づいたの。土曜の朝に終わる週末があった。月曜の朝は4時45分に始まる。こんなことがいつまで続けられるかしら?」。そう考え、体外受精を検討したこともあったようだが、結果的に断念したという。
そして、3人目の夫となったマーク・レヴィンソンと結婚した時点で「妊娠するなんて考えられないと思った」と語り、そのときが自分の人生の中で子どもをもつことはないと初めて悟った瞬間だったという。
ジェニファー・アニストン
これまでのキャリアの中で、タブロイド紙によってたびたび流されてきた妊娠説に応えるべく筆を執ったジェニファー。「はっきりさせるために言いますが、私は妊娠していません」と、『ハフィントン・ポスト』にオープンレターを寄せた。「もううんざりしています。“ジャーナリズム”“合衆国憲法修正第一条”、そして“芸能ニュース”を装って、毎日起こるスポーツのような監視や外見の批判にもうんざりしています」
彼女は続けて、「結婚しているかにかかわらず、子どもがいるかどうかにかかわらず、私たちは完全体です」「自分の体について、何が美しいかを決めるのは自分です。この決断は自分のもの、自分だけのものです。自分のために決断し、この世界の若い女性たちのためにいいお手本を見せましょう。タブロイドの騒音の外で、意識的に決断しましょう。完璧になるために、結婚したり母親になる必要はありません。私たちの“幸せな未来”は自分で決めることです」と訴えた。
アシュレイ・ジャッド
アシュレイ・ジャッドは2011年に出版した自身の手記『All That Is Bitter and Sweet』の中で、子どもをもたないという決断について公に話していた。
「既にここにいる子どもたちが私の子どもでもあると思っているから、私が子どもをもたないことを選んだの」と彼女はつづった。「愛や注意、時間、ケアが必要な孤児や放棄された子どもたちがいるときに、“自分の”赤ちゃんを作る必要がない」「私は18歳の頃からそう感じていて、子どもの頃からの友人と議論したときもある」「今いる子どもたちを救えなかったとき、私たちの資産やエネルギーを“自分の”赤ちゃんを作ることに注ぐことは利己的なことだと思った。でも、アドボカシー(政策提言や権利擁護)やサービスを通して、世界を二度と子供が貧困や虐待耐える必要のない場所に変える。私の信念は変わらない。それは私という人間の大きな部分だから」