基本的にトランスジェンダー同盟とは、トランスジェンダーの権利を支持するシスジェンダーの人のこと。LGBTQの社会運動に賛同し、チャンスさえあればトランスフォビア(性同一性障害やトランスジェンダーに対する偏見)に異議を唱える。あなたもトランスジェンダー同盟に加わりたいなら、こんな行動を起こしてみよう。
1.まずは知識を養う
「ニュースなどから性自認に関する情報を集め、トランスジェンダーのコミュニティを敬いながらサポートできるだけの知識をつけて」とマクブライド。「Human Rights Campaign」の他に、「National Center for Transgender Equality」や「National LGBTQ Task Force」といったアメリカの団体からも情報が得られる。
2.自分の意見を率直に述べる
知り合い、同僚、家族がトランスジェンダーを軽んじるような発言や冗談を言ったときは、それが不適切であることをハッキリと伝えるべき。こういうコメントを無視していても、世間に悪いイメージを浸透させ、差別がまかり通る世の中をつくるだけ。
3.提唱者になる
マクブライドが言うように、「トランスジェンダーを擁護するポリシーが、職場や学校にあるかどうか調べてみよう」。もしないようなら、ポリシーの変更を主張して。また、政治家や著名人のLGBTQに対する見方も知っておけば、あなたと同じ価値観を持つ人々を支持できるようになる。
4.適切な代名詞を使う
トランスジェンダーの人々は性別を間違われやすいので、会話の中では適切な代名詞(彼/彼女/彼ら)を使うこと。ハッキリと分からない場合には、自分が好む呼ばれ方を先にシェアしてから、相手が好む呼ばれ方を尋ねるといい。
そうすれば、ジェンダー用語が当たり前のものになっていくだろうし、周囲の人にとっても良い手本になる。「一人ひとりの威厳を尊重する形で人々が新しい言葉を受け入れ、広げていくことが私の望み」とマクブライドは語る。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Jessica Migala Translation: Ai Igamoto