今、ソーシャルメディアでお風呂がアツいって知ってた？ 私たちは生きるために水を必要としているけれど、水にはエネルギー的な癒しがあることを、多くの文化が何世紀にもわたって理解してきたんだとか。古代ギリシャ、古代インド、エジプト、イスラエル、そして現代の洗礼式など、入浴は人類の歴史において長い間、重要な位置を占めてきたことも分かっている。だから、水に癒やされることは、あながち間違っていないというわけ。今回は、TikTokでトレンドになっている #spiritualbath（スピリチュアル・バス）についてご紹介。あなたのウェルネス習慣に取り入れてみてはいかが？
スピリチュアル・バスとは？
日本人の私たちにとってお風呂に浸かることは暮らしに根付いた文化の一つ。だから「どうしてお風呂がトレンド？」と思う人もいるかもしれないけれど、今Tik Tokで流行っているのは、ただ単にお風呂に入るのとは違う、“スピリチュアル・バス"だ。
例えば、お風呂に入る前の気持ちとお風呂から出た後の体の軽さや、心の変化を感じたことはない？ 体はもちろんのこと、心や精神にも入浴の影響が及ぶというのはスピリチュアル・バスの一般的な考え方。
スピリチュアル・バスの最大の特徴は、“意図”を持つこと。つまり、お風呂に浸かることで、「どんなことを得たいか」、「どんな風になりたいか」、あるいは、「体や心のどんな痛みや緊張を手放したいか」などを自問自答して、入浴するというわけ。
入浴に意図を込めることに加えて、好みでスピリチュアルなアイテムを使うこともキーポイント。
スピリチュアル・バスにおすすめのアイテム
スピリチュアル・バスにはルールがあるわけではないけれど、空間を演出したり、よりスピリチュアルな気持ちを高めるために、アイテムを加えるのがおすすめ。スピリチュアル・バスがはじめてという人はぜひ参考にしてみて。
・音楽
演出を盛り上げるために音楽を加えるのは、超簡単なのでぜひ試して。どんな音楽がいいか迷う人は、Spotifyの瞑想プレイリストを参考にして。
・フロリダウォーター
フロリダウォーターは、アルコールベースのコロン。（フロリダでとれる水ではない）最近では、スピリチュアル・バスをはじめスピ系の修行の定番アイテムとして人気を博しているもの。
・バスセーフのエッセンシャルオイル
不安やストレス、うつ、頭痛を軽減するなど、素晴らしいアロマテラピー効果が期待できる香りをプラスするのがおすすめ。
・キャンドル
人工的な光の使用はスピリチュアルな雰囲気を損ねてしまう可能性があるので、素敵なキャンドルを準備するとGood。
・クリスタル
クリスタルは、ネガティブなエネルギーを吸収して滞りを解消し、ポジティブなエネルギーを伝達すると信じられているんだって。アデル、ヴィクトリア・ベッカム、ケイティ・ペリーなどのセレブがクリスタルを身近に置いているのは、そのため。浴槽の周りにクリスタルを置くことで、落ち着きのレベルを上げることができると言われているので、雰囲気を盛り上げたい人は取り入れてみて。クリスタルヒーリングが初めての方は、免疫力を高め、直感力を助け、ネガティブなエネルギーの影響を減らし、感情のバランスを整えるアメジストがおすすめ。
・ヒマラヤソルト / エプソムソルト
敏感肌の人は、ヒマラヤソルトやエプソムソルトをプラスするのがおすすめ。
赤みがかった肌を柔らかくしたり、日焼けを和らげたり、打撲や捻挫を治すのに役立つと言われる。
・植物
バラの花びら、ローリエ、セージ、ミント、ラベンダーなどの植物は、ストレスを軽減し、凝り固まった筋肉をほぐしてくれたり、消化器系の問題を軽減してくれるんだとか。美的センス溢れる装飾が施されるので、おすすめ。
スピリチュアルバスのやり方
1.空間作り
まずは、ムードを作ることからスタート。人工的な明かりはすべて消すのがおすすめ。暗闇、キャンドルの光、自然光がスピリチュアルな空間を演出してくれるので試してみて。
2. 意図の設定
次に、スピリチュアル・バスの体験で何を得たいのか、自分の体、心、精神が何を必要としているのかを自問自答しよう。この体験が、あなたの癒しと平静を促進する助けになることを意図するのを忘れないで。
3. お風呂に浸かる
準備ができたら、お風呂に入ろう。
4. 瞑想 / ビジュアライゼーション
呼吸に意識を向けながら、自分がどう感じているかを客観的に観察し、出てきたものを判断したり抵抗したりすることなく、自分の中を通過させるようにしてみて。つまり、ありのままを受け止めて。この時、誘導瞑想やビジュアライゼーションを取り入れるのもおすすめ。
5. 終了
準備ができたら、スピリチュアル・バスの終了。
どう？ やってみたいと思った？
先述した通り、スピリチュアル・バスには、ルールがあるわけでも特定のやり方があるわけでもないので肩肘張らずに、アレンジしながら楽しんで。
