独り身だって問題なし! ひとりクリスマスを楽しく過ごす12の方法
心がホッと温まるアドバイス。
パンデミックの最中になくても、長期休暇が楽しいとは限らない。でも、落ち込まないで。クリスマスをひとりぼっちで過ごす理由がコロナウイルスだとしても、お金の問題や多忙な仕事、複雑な家族関係だとしても、あなたと似たような状況にいる人は多くいる。今回はアメリカ版ウィメンズヘルスから独り身クリスマスの楽しみ方をご紹介。
米ブリガムヤング大学で孤独を研究する心理学・神経科学教授のジュリアン・ホルト=ランスタッド博士によると、ごく普通の状況下でも、ホリデーシーズンがつらく感じることはある。「満たされるとは限らない期待をしてしまうからですね」
クリスマスと言えば、パーティー、ホットアルコール、ハグ。でも、こういったクリスマスならではの出来事が起こらないと、サンタの代わりに孤独感が煙突から入ってくる。
でも、ひとりぼっちのホリデーは自分の力で楽しいホリデーに変えられる。「ホンモノや昔ほどすてきではなくても、大切な人とのつながりを感じることはできますよ」と話すのは、臨床心理学者で交友関係エキスパートのミリアム・カーメイヤー博士。ひとりだからというだけで、クリスマスが楽しめないわけじゃない。今年の冬は専門家イチ押しの方法で、あなた自身や大切な人とつながろう。
1.家族や友達に手紙を書く
この冬は、サインして送る電子カードや絵文字ばかりのメッセージの上を行こう。手紙という昔ながらの通信手段なら、好きなカードが選べる/作れるだけじゃない。手書きのメッセージは読み手の心を温かくするし、あなた自身もほんわかした気分になれる。カーメイヤー博士いわく手書きの手紙からは、あなたが読み手を大切に思う気持ちが伝わってくる。その結果、2人の結束が強くなる。そして、例年通りにいかないことが多いからこそ、カードを送るというクリスマスの伝統を守るのも悪くない。あなたの手紙に過去のクリスマスの写真を添えれば、より一層ノスタルジック。
2.自分に宛てた手紙も書く
文房具を片づけるのはまだ早い。クリスマスは感謝の気持ちを伝える日。そして、その対象には“あなた自身”も含まれている! カーメイヤー博士いわく年末は内省にピッタリの時期。過去や未来の自分に宛てたメッセージでも、来年のクリスマスに対する希望でも、この1年で経験したことや学んだことのリストでもいい。大切な人と離れていても、自分宛てに手紙を書けば、クリスマスが新しい意味を持つ。
3.意図的にスマホを使う
家族や友達とバーチャルでつながりたい? カーメイヤー博士によるとオンラインのコミュニケーションサービスにも優劣がある。チャットではなく、フェイスタイムやズームといった動画&音声型プラットフォームを使ってみよう。その方が対面での交流に近く感じる。
4.世間話より本音トーク
動画や通話でつながるだけでは仕事半分。カーメイヤー博士によると、心のつながりは素直な会話から生まれるもの。いまの気持ちを正直に打ち明けて、楽しい思い出話をしよう。ヘルシーなクッキーのレシピをシェアしたり、『ダイ・ハード』がクリスマスにふさわしい映画かどうかを話し合ったりするのも◎。魂が元気になるし、ほんわかした気分になれる。
5.感謝する
孤独感に浸っていても、その状況からは抜け出せない。「自分の置かれた状況をネガティブに捉えていると、相手からもネガティブな反応しか返ってきません」とカーメイヤー博士は注意を促す。「でも、感謝をすれば上昇気流に乗れることが調査によって分かってきました」
ネット上の格言を読んだり、瞑想したり、日記を書いたりして日常的に感謝をすることは大きな慰めになる。毎日数分、あなたの人生で起きている“良いこと”を書き出す時間を設けよう。
6.クリスマスの慣習を続ける
家族全員が同じ場所にいないからといって、自家製のココアで乾杯したり、『きよしこの夜』を歌ったりというクリスマスの慣習を諦めることはない。「わざわざやる必要はない、この状況では無理だと言って諦めるのは簡単です」とカーメイヤー博士。「でも、自らの慣習や伝統を大切にすればするほど、自分自身やクリスマスとのつながりを感じられます」。クリスマスらしいズームの背景を用意して、たとえ何キロ離れていても、家族の伝統を守り抜こう。
7.伝統を順応させる(または生み出す)
読書クラブや職場のクリスマスプレゼント交換会も、オンラインまたは郵送で続けよう。ママが毎年、ご近所さんとクリスマスのクッキーコンテストを開いているなら、今年はあなたもオンラインで参加して。「クリスマスの祝い方を考え直すチャンスです」とホルト=ランスタッド博士。「これから毎年続けたいと思うような新しい慣習が見つかるかもしれませんよ」
8.ソロダンスパーティーをする
イン・シンクの『Home For Christmas』を聴いてしんみりしたら、ソファから立ち上がろう。大丈夫、重たくて気持ちいいブランケットはどこにも行かない。カーメイヤー博士によれば、踊ったり、歌ったり、歩いたり、ちょっと体を動かしたりするだけでもエンドルフィンが分泌されて、心身がひとつになる。それが終わったら、好きなだけ『ホーム・アローン』を見ればいい。
9.いま、その瞬間に集中する
「五感を使い、どうすれば周囲の環境を変えられるのか、もっと身近に感じられるのかを考えてみてください」とカーメイヤー博士。松の香りのキャンドルをともしたり、照明を暗くしたり、リラックスできるプレイリストを流したり。厚いニットのセーターの質感を楽しみながら、ホットココアをゆっくり飲むのもクリスマスらしい。今日という1日に目的を持たせ、目の前の瞬間に集中すれば心が落ち着く。
10.SNSはバランスよく
この時期は最高にウキウキするので、みんな黙っていられない。SNSは家族や友達とのつながりを深めてくれる一方で、非現実的な期待も生み出す。カーメイヤー博士によれば、SNSの罠にはまり『この人たちみたいにクリスマスを過ごしたかった』とねたんでも、孤独感が増していくだけ。インスタグラムを見ているとイヤな気持ちになるのなら、スマホを手放し、この記事にある別のことをしてみよう。
11.ひとりでいる人に連絡する
「孤独感には羞恥心というか、それを人に気付かれたくないという感情が伴います」とカーメイヤー博士。友達がクリスマスをひとりぼっちで過ごしているなら連絡し、オープンに話す機会をあげて(無理強いする必要はない)。あなたもひとりなんだから、きっと共感できるはず! おやつやメッセージを送り、その人を思う気持ちを伝えればさらにベター。
12.あなたはひとりぼっちじゃない
あなたと全く同じ状況にいる人は他にもいることを忘れないで。ホルト=ランスタッド博士とカーメイヤー博士が言うように、人間なら誰だって孤独を感じることがある。そして、ホリデーシーズンは人とのつながりがいつも以上に恋しくなるもの。今年のクリスマスは、いろんな意味で例年と違うはず。でも、それが一種の安心感を与えてくれる。だって、クリスマスをひとりきりで過ごすのは、絶対にあなただけじゃないはずだから。そう考えれば、この状況をできるだけ楽しむ気になれるでしょう。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Alyssa Girdwain Translation: Ai Igamoto
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