暗闇系ランニング&トレーニングジム「エナジーフィット」のインストラクターを務めるほか、ポップピラティスインストラクターとしても活動する大浦グレース・ケリーさん。ウィメンズヘルスでもおなじみのトレーナー、マリジョゼさんと共にマインドフルネス&ワークアウトのワークショップも立ち上げていくという彼女に、最近気になっていること、そして日々のトレーニング・ルーティンを教えてもらった。

今、関心があるのは環境問題。

身の周りの友人たちの影響で、最近はできるだけ環境に優しいアクションをとるようにしているというグレースさん。きっかけは、友人からの一言。

「グレースは人のことを大切にして自然が好きなのになぜスタバのプラスチックカップを使っているの?」

自然が好き、人も好きなのに、動物や環境に貢献できてこなかったことに気がつき、以来できる範囲で環境に優しい選択をするようにしている。

スタバにはタンブラーを持って行ったり、水筒を持って行ったり、ゴミはできるだけ大きいゴミ袋にまとめてみたり、コンビニではビニール袋をもらわなかったり。なんで今までできていなかったんだろう? というようなことばかりです。晩ご飯を作る時も、これまでならお肉、味噌汁、サラダという献立でしたが、環境負荷を考えると極力肉や魚を使わない料理になりました。野菜だけでお腹いっぱいになる料理を検索するのも楽しいですよ」

化粧品選びやファッションにも変化があった。

動物実験をしていない化粧品ブランドとか、何がいいのかを調べるようになりました。売り上げが寄付されるブランドや、古着も意識的に買うようになりましたね」

インスタグラムでも美しいボディラインを披露している彼女が、毎日必ず行っているというトレーニングの内容を教えてもらった。

①スクワット
大腿四頭筋(前もも)と、大臀筋(お尻)を鍛えるエクササイズ
1. 脚を肩幅に広げて立つ
2. 後ろに椅子があると思ってお尻を後ろに引き、膝が90度になるくらいまで腰を落とす
3. ゆっくりと身体を元の位置に戻し、繰り返す
回数:20回×2〜3セット

グレース


POINT

・背中が丸まらないように肩をぐるっと後ろに回し、肩甲骨を引き下げ、姿勢を正した状態からスタートすること。
- スクワット中は、つま先と膝と同じ向きにし腰を落とす。
- 膝がつま先よりも前に出ないように注意!!
- 辛いときは無理せず、腰を落とす位置を半分にし、慣れてきたらもっと下げてみる

②サイドプランク
腹斜筋(脇腹)や中臀筋(お尻の横)を鍛えるエクササイズ
1. 横向きに寝転ぶ
2. 下側の肘で上体を持ち上げ、肩の真下に肘がくるようセット
3. 腰を持ち上げ、頭からかかとまで一直線にする
4. 脇腹を締める(息を長く吐くことで腹筋に力が入りやすくなる)
5. キープ
回数:左右 20秒×3セット

グレース


POINT

- 腰はできるだけ高く上げる- 腰は高い位置をキープ
- お腹が前に出たりお尻が後ろへ突き出たりすることがないよう気をつける

③プランク
体幹部の筋肉を鍛えるエクササイズ
1.うつ伏せになり、両肘をマットにつける
2. 腰を浮かせる3. 頭からかかとまで一直線になるように姿勢をキープする
回数: 20秒×3セット

グレース


POINT

- 肘は肩の真下になるようセット
- 常にお腹とお尻を絞めておくことを意識

④プッシュアップ
二の腕、背筋、腹筋、上腕三頭筋、三角筋、胸筋を鍛えるエクササイズ
1. 四つん這いになり、手を肩幅よりも少し広めにセット
2. 足を伸ばしてつま先を立て、頭から足首まで一直線にする
3. お腹とお尻を締めながら、肘を曲げ、体を床に着くギリギリまでゆっくりと下ろす
4. 床を押して肘を伸ばし、体を持ち上げ、繰り返す
回数:10回×3セット

グレース



⑤ドンキーキック
大殿筋(お尻)とハムストリングス(もも裏)が鍛えられえうエクササイズ
1. 四つん這いになる
2. 右膝を90度に保ったまま、右足を天井を蹴るように上げる
3. 体幹に力を入れたまま、太ももが床と平行になるまで上げ、下げる
4. 繰り返す
回数:左右15回ずつを目安に3セット

グレース


POINT


- 腰を反らないよう、常にお腹に力を入れておく
-足を上げるときに体が捻れないよう、背中と骨盤をまっすぐに保つ

⑥サイドランジ
内転筋、ハムストリングスと大殿筋を鍛えるエクササイズ
1. 肩幅程度に足を広げ、背すじを伸ばす
2. 片足を肩幅の2倍ほど横に踏み出し、体重を移行しながらゆっくりとお尻を後ろに下げる
3. かかとに力を込めるようにして上体を起こしていきます。
回数: 左右10回×3セット

グレース


POINT

- 膝がつま先を超えないよう、お尻をしっかり後ろにひく
- 内ももの伸びを感じながら腰を下げる

2021年1月16日からは、マリジョゼさんと共に「Compassion」というワークショップを定期的に開催していくそう。セルフラブ、セルフカインドネス、マインドフルネスのクラスで、ワークアウトとワークショップのを組み合わせで構成される。たくさんの女性たちの心と体をケアしていきたいという想いが結実した企画、興味がある人は参加してみては?

Compassion の予約リンク
https://mosh.jp/classes/page/22835

Compassionの詳細
https://www.instagram.com/p/CIUjaqthMh6/?igshid=1nzrwf8trta5


Photo : Risako Sueyoshi Hari&Make : Yuki Ishizawa

Headshot of Kiriko Kageyama
Kiriko Kageyama
エル・グルメ編集長/ウイメンズヘルス編集長

『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。