ビールとの相性がよく、ついつい居酒屋に行くと頼みたくなる“粉もの”。下町の味として愛されているタコ焼きと、韓国料理の代表であるチヂミは、どちらも居酒屋の定番メニューだけど、果たしてどっちがヘルシーなの? そんな悩めるヘルシージャッジを管理栄養士が伝授!

この勝負はチヂミに軍配が上がると思います! チヂミは具だくさんで、豚肉や魚介類、ニラなどが入っています。この豚肉とニラの相性が抜群なんです。理由は、ニラの香味成分(アリシン)が、エネルギー代謝をアップさせてくれる豚肉のビタミンB1の吸収を助けてくれるから。ビタミンB1は、疲労回復やスタミナアップが期待できるので、積極的に摂りたい栄養素です。

一方、タコ焼きの具はタコ、ネギ、天かす、紅ショウガが一般的。野菜がネギしか入っておらず、天かすは油分を多く含んでいるので、栄養が偏ってしまいます。また、タコ焼きはソースとマヨネーズがかかっていますよね。ソースやマヨネーズのかけ過ぎはカロリーや塩分が気になります。どちらも“体にいい食べ物”とはいいがたいです。それに比べ、チヂミは酢醬油を“かける”のではなく‟つけて”いただきますので、カロリーや塩分がかなり軽減されます」

さらにタコ焼きでも、外側をカリっと仕上げているものは最後に油を追加している可能性大。油の摂りすぎには十分注意したいところ。とはいえ、タコ焼きもチヂミも粉ものなので、食べる量は気を付けて

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

Illustration: umao

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藤原朋未
管理栄養士 健康・食育ジュニアマスター

プロの管理栄養士・料理研究家による「食 」のプロデュース・レシピ開発を手掛ける(株)エミッシュ所属。健康・美容・栄養などの切り口で管理栄養士ならではのレシピ提案・コラムの執筆を行う。乳幼児食指導士の資格を持ち、離乳食や幼児食に関する情報をブログにて発信中。ブログ:ママ楽ごはん(http://tomomi-fujiwara.blog.jp/)エミッシュ(所属)(http://e-mish.com