取材当日も、撮影場所の公園まで自転車で颯爽と現れた永山華奈さん。フィットネスカップルとしてウィメンズヘルスで以前紹介した彼女は、生活そのものがフィットネス! というほどに日々体を動かすことを楽しんでいる様子。フィットライフを長く続けるための彼女らしい工夫を知れば、今すぐ体を動かしたくなるはず!
大学時代に出会ったフィットネス。これまで続けてこられた秘訣は?
「行きたくない時は行きません。ジョギングもつらいと思ったら歩きます。そんな風にして7割くらいの加減を知ると、何事も続けられる気がします」
フィットネス女子たるものストイックに! と思う方も多いはず。だけど、楽しくなければ続かない、というのが永山さんのポリシー。
永山さんにとって体を動かすことは、日々の暮らしをよりよくするための習慣。自分を追い込んで肉体的に強くなることがゴールではなく、「気持ちいい」と、心と体が感じられることこそがフィットネスの目的なんだそう。
運動を始めたきっかけは?
「大学に入ってから体を動かさなくなって、太ってしまったんです」
それまでは田舎の高校に通っていたという永山さん。当時は、人数が足りないからと言う理由で、ソフトテニスや駅伝、水泳などいろんな部活動に参加していたから、太るヒマもなかった。
「留学前が一番体重が重かったです」と、差し出された写真は、現在とは別人!
留学中、学校に付属しているジムへ通うようになったのをきっかけに、ウェイトトレーニングやダンスレッスンをスタート。いつの間にか、また体を動かすことが生活の一部に。
フィットネスが起こした変化
現在はトレッキングが趣味で、毎週末のように登山へ行くという彼女。そうして自然に触れることで、悩んでいたことも小さく思えてくるそう。「何より、フィットネスを楽しみながら続けていると、考え方もポジティブになり、結果的に人生をいい方向に導いてくれる気がします」
モチベーションアップの方法は?
永山さんのやる気がおきない時の工夫を教えてもらった。
- ウェアやジム用品を買ったり、プレイリストを作ったり、ワクワクする方法を考える!
- ドタキャンするとキャンセル料がかかるスタジオに入会し、数週間先までレッスン予約を入れてしまう
- 体を引き締めたら堂々と着たい服、ビキニ、ピンヒールを買う
- コーヒーや緑茶などカフェインが入っている飲料を飲む。(エナジードリンク以外)
それでもダメな時は、行かない!
愛用ウェアを教えて!
「アディダスのブラトップとタイツ。基本的にワークアウトの時はオールブラックが多いです。毎日着ても飽きにくいし、着やせするし、かっこいい」
「シューズはROXYのランニングシューズ。ソールが厚いので疲れにくく、真夏のアスファルトでも快適に走れます」
ずっと続けるのなら、楽しむことが最優先
「フィットネスは、短期的なダイエットと違って、ずっと続けるものだからこそ楽しむ工夫が大切だと思います」。趣味の幅を広げるように、次々と新しいことにトライしている永山さん。それは、彼女のフィットネスライフを継続するために欠かせないエッセンス。
そしてもう一つ、楽しむための絶対条件は「何事も気持ちいい程度に。心と体の感じるままに!」
さあ、なんだか体を動かしたくなってきた。
Photo:Tomoko Meguro text:Sawako Motegi
スポーツファッション・サステナブルの記事を担当。山梨県の富士河口湖町へ移住し、オンラインを駆使して取材活動を行う。フェミニズムや環境問題などの時事ネタやニュース、人を掘るのが得意。 2020年までウィメンズヘルス編集部に在籍。