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学生時代以来、全力で50mを駆け抜けたことがあっただろうか? 2020年東京オリンピックで盛り上がりを見せる新豊洲エリアにある、グレーの筒のような巨大な建物。それが、誰もが走る喜びを実感できる「新豊洲 Brillia ランニングスタジアム」。大人になった今だからこそ楽しめる、注目スポットをご紹介。

どこにあるの?

ゆりかもめ「市場前駅」から徒歩5分、「新豊洲駅」から徒歩7分の好立地。

どんな施設?

全天候型60mトラック

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外なのに、全天候型? と驚くのは当然。「新豊洲 Brillia ランニングスタジアム」では日本で初めてETFEフィルム膜を天井に採用。透明でフィルム状、耐候性に優れたこの素材は、ガラスのように透き通っているから屋根があるのに自然光のなかで運動できる。

内部にはオリンピックや国際競技会で使われているものと同様のトラック、6レーンを設備。通常はなかなか走ることができない本格派トラックを、誰でも気軽に体験することが可能。

スポーツ、アート、テクノロジーが結集する場所

ミストサウナ付きシャワールームやロッカーが完備された「新豊洲 Brillia ランニングスタジアム」は、周辺を走るランナーのランニングステーションとしても文句なし。

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テクノロジーの力で、障がいのあるなしに関わらず、誰もが分け隔てなく自分を表現することを実現する。その一つの方法が義足。ここに併設された「ギソクの図書館」は、スポーツ義足を展示、実際に試すこともできる。

こn施設は年齢や性別、国籍、障がいの有無を越えて集結したパフォーマンス集団、「SLOW MOVEMENT」の活動拠点にもなっている。海外を中心に注目を集める「ソーシャルサーカス」を通して、障がい者パフォーマーやそれを支えるサポート人材の育成を行っているそう。

館長はあの為末 大さん!

この施設の館長を務めるのは、400mハードルの日本記録保持者で、現在はスポーツコメンテーターや陸上の指導を行う為末 大さん。

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スポーツ、アート、テクノロジーをテーマにさまざまなプログラムが実施されている「新豊洲 Brillia ランニングスタジアム」は、「本当の意味でのバリアフリーが実現される未来をほんの少しだけ先取り」する場所。2020年以降、障がいや年齢、性別に関係なく、すべての人がスポーツやアートを楽しむ風景を目指しているそう。

エディターが実際に体験! 「心も体も若返ったかのよう」

2016年の完成以来、エディターSもずっと訪れたいと思っていた「新豊洲 Brillia ランニングスタジアム」。青春時代を陸上にささげ、昼夜タータンの上を走っていた者として、大人になったいま全力で走る機会がないことにどこか寂しさを感じていた。けれど、東京オリンピックで開発が進み、新しい施設も多く建設されている新豊洲というホットスポットにできたのが、全力ダッシュを可能にする、タータンを備えた美しい場所。

無駄をそぎ落としたスタイリッシュさと、湾岸エリアの都会の風景にマッチしたクールな見た目は、建築物として眺めているだけでテンションが上がる。受付を済ませて中に入ると、出迎えてくれたのはブルーとホワイトのコントラストが美しい6つのレーンと、すっと伸びた直線の60メートルトラック。天井は高く、太陽の光が差し込む屋内は開放感たっぷり。

到着するや否や全力で駆け抜けてみると、気持ちいい。かつての体力は衰え、正しいランニングフォームは忘却のかなた、不格好な走りではあったものの再びダッシュができる喜びに満たされた。これを機に、また速く走るトレーニングを始めたら楽しいかも、とまるで心も体も若返ったかのよう。

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東京オリンピックに向けてスポーツ機運が上昇しているいま、見るスポーツはもちろん、自ら体を動かして心を動かす体験をしてみては?

新豊洲 Brillia ランニングスタジアム
住所/東京都江東区豊洲6-4-2
http://running-stadium.tokyo/ 



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Sawako Motegi
コントリビューティング・エディター

スポーツファッション・サステナブルの記事を担当。山梨県の富士河口湖町へ移住し、オンラインを駆使して取材活動を行う。フェミニズムや環境問題などの時事ネタやニュース、人を掘るのが得意。  2020年までウィメンズヘルス編集部に在籍。