美容整形手術で自分の体に自信をつける新種のリアリティ番組が、イギリスで大きな議論を呼んでいる。司会を務めるのは、36歳のヴォーグ・ウィリアムズ。かつてイギリス版ウィメンズヘルスの表紙を飾った人気モデルのヴォーグによると、『センド・ヌード:ボディSOS/Send Nudes: Body SOS』は「ごまかしのないリアルな形で」自分の見た目を“より一層”好きになるための手助けをする番組。イギリス版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。

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イギリスのテレビ局チャンネル4は、自分の体に自信が持てず、整形手術を考えている女性たちにスポットライトを当てるという冒険に乗り出した。番組内では、立体的な“3Dアバター”を作る目的で、無数のカメラが出場者の体をくまなくスキャン。

すると今度は美容整形外科医が出てきて、3Dアバターの見た目を候補者の希望に沿って変えていく。整形後の3Dアバターは番組内で“ヌード”と呼ばれ、出場者とは無関係の50名によって評価される。

初回の放映を前にヴォーグは、アイルランドの新聞紙『Independent』に対して、この番組の意図を語った。「これは整形手術の番組ではなく、日常生活に支障が出るほど体の一部が気になっており、手術を考えなければならなくなった人たちの手助けをする番組です」

「見ていると勇気が出るし、ものすごくボディポジティブ(自分の体を肯定的に捉えること)。こういう番組もあるべきだと思うんですよね。体のコンプレックスは誰にでもありますが、これはイギリス全土で手術を真剣に考えるレベルまで行っている人たちに向けた番組です」

英リアリティ番組『メイド・イン・チェルシー』に出演していたスペンサー・マシューズと結婚し、2児の母であるヴォーグによると、この番組は「体を“ノーマル”という言葉で表現するのが間違っていることも教えてくれる。私たちは1人ひとり、こんなに違う。それは喜ぶべきことでしょう?」

ヴォーグ自身も、2020年にポッドキャスト『The Light Show』の中で、自分の体に自信が持てなかった頃の話をしている。「自分の体が心の底から嫌いになる時期があった。自分の写真を見ては、太っているとか背が低すぎるとか思っていたわ。女性は自分に厳しすぎる。私は前より自分に寛容」

※イギリスでは、8月31日夜10時15分にエピソード1が放映された。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lauren Clark Translation: Ai Igamoto