科学が証明した、腸内環境と肌、そして髪へのメリット。その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。
インスタグラムにバラ旋風が巻き起こったこの夏、食用花は今最も注目のフードトレンド。ケーキに散らされた花びらは、ライクの数を増やすためだけのものではない。
かつてローマ人はデコレーションとして食材と花を組み合わせ、東洋医学では健康への利益があると信じられていた。
そしてついに、食用花のメリットを科学的に裏付ける研究結果が発表された。
花の力
食品科学誌に掲載された研究によって、バラ、スミレ、金蓮花が慢性疾患の防止に役立つことが明らかになった。また、シャクヤク、ラベンダー、そしてハイビスカスは心臓疾患、神経障害、糖尿病に効果があるという。
「花には栄養素と抗酸化物質がぎっしり詰まっている」 と説明するのは、ウィメンズヘルスの栄養エキスパートであるイヴ・カリニック。「色が鮮やかであればあるほど、栄養素と抗酸化物質の濃度が高い点で野菜に似ている」
花はカリウムの優秀な供給源であることを発見した研究もある。ワークアウトの日に噛めば、筋肉痛の防止に役立つ。これは水分保持が困難な人にとっては朗報だけど、メリットはこれだけではない。
「タンポポの花には天然の解毒作用があるし、カモミールは睡眠障害を軽減してくれる。でも有害無益なものもあるから、知らない花には注意が必要」
花には健康な髪、肌や爪に不可欠なコラーゲンの生成を助ける力もある。
使い方
ヘルシーなケーキレシピ満載のブログ『Clean Cakes』の仕掛人、ヘンリエッタ・インマンのインスピレーションを受けよう。レシピに使う花がいつでも準備できるよう、自らガーデニングを行っているという彼女は、「葉は風味付けに、花びらは最後の飾り付けに使う」そう。
花を使ったオススメ料理は?
「脚の長いお皿に乗せたイチゴに、バラの香りを付けたゼラニウムの葉を添えると、とても芳しい味を楽しめるわ」
ヘンリエッタ流インスタグラムで花びらをキレイに見せる方法
1.止め時を知ること。
「やりすぎは禁物。花びらは小さなケーキに、花を一輪丸ごと使うのは大きなケーキに取っておく」
2.補足的な色をテーマに沿って使う。
「ゼラニウムの鮮やかなピンク、紫、ピンクを使うのが大好き」
3.使用する花びらの枚数はいつも奇数であるように。
例えば、4枚の代わりに5枚。「偶数より奇数の方が美学的に優れているので、フラワーアレンジメントのプロたちは奇数にこだわる」
また、棒付きアイスキャンディーの型に花びらを何枚か落とし、冷凍庫に入れれば芸術的な仕上がりに。
自然の食材と栄養価の高い材料を使ったヘンリエッタ・インマンの美味しいケーキは、グルテン、乳製品、精糖フリー。Fotrum & Masonにて購入可能。
Text: Anna Bradford Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images, instagram of @ henriettainman