【Go Green!】初心者のギモンにプロが回答! はじめてのトレッキングガイド(目的地編)

02 August 2018

【Go Green!】初心者のギモンにプロが回答! はじめてのトレッキングガイド(目的地編)

山へ、海へ、リトリート施設へと出かける楽しい計画にあふれるこの季節。山の緑の美しさにあらためて驚き、アウトドアで食卓を囲む楽しさに心躍り、風を切って走る自転車のスピードに身を委ね。戸外で心と体を解放することの大切さと心地よさを、今、改めて感じたい。ウィメンズヘルスならではの夏の充実プラン、「GO GREEN!」。さあ、外へと駆け出そう! 今回は専門家がおすすめのトレッキングエリアをご紹介。

トレッキングに挑戦したいと思っても、目的地や自分のレベルを考えないと無謀なチャレンジに終わってしまい、最悪の場合はけがや遭難に遭ってしまうことも。そうならないためにも季節やレベルを考えて無理のない行き先を選びたい。登山ガイドの渡辺佐智さんに聞いたトレッキング初心者に向けたエリア選びとは?


コースタイムは3~4時間が目安

トレッキング初心者は、まずは行程の少ないコースからスタートを。登山口から下山までの時間が3~4時間くらいのコースだと無理なく楽しめることができる。ただし暗くなると危険なので、日の入りの2~3時間前には下山しているような時間設定を意識して。「初心者の人は比較的アップダウンの少ない緩やかなコースを選ぶといいでしょう」(渡辺さん)


季節に合ったエリア選びを

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まずは都内近郊の低めの山からトライ! と思っても、奥多摩や秩父のエリアは夏は暑く、虫も多くなってくるので、行くなら春や秋がおすすめ。暑さが気になる夏場は、もう少し標高の高い長野県の北八ヶ岳や駒ケ岳、岐阜県の新穂高エリアなどを選ぶと○。「ロープウェイで行くと簡単に標高の高い場所にアクセスできますし、ロープウェイからの景色も見どころですよ」(渡辺さん)

夏が過ぎた9~10月くらいまでは秋の紅葉を見に登山を楽しむことができる。それ以降は気温が下がるので標高も下げた目的地選びを。冬になると今度は雪山になるの、でスノーシューを履いてのトレッキングもまた違った面白さがある。


山岳グレーディングを参考に段階的にレベルアップ

自分のレベルに合った山選びの参考の一つになるのが「山岳グレーディング」といわれるもの。これは遭難事故防止のためにと長野県や山梨県、群馬県など日本の主要山岳エリアの8県と1地域が公表しているもので、山岳技術と体力のレベル別に山をグレーディングしている。これを参考にすると、トレッキングのレベルを段階的に上げていくことができる。山岳技術を学ぶには登山ツアーや講習会に参加したり、登山ガイドをつけて学ぶのもあり。


自分の好きな山登りの楽しさを見つけて

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現在登山ガイドとして活躍する渡辺さんが登山を始めたのは、冬に山を登って滑り下りる山スキーを始めたのがきっかけだったのだそう。「そこで出会ったガイドさんのアシスタントを始めるようになって今に至り、趣味からのスタートでした。山の楽しみは山頂だけではないんです。景色がいいところでおやつを食べたり、きれいな景色を写真に撮ったりと、自分の好きな山登りの楽しさを見つけるのも面白さの一つ。そこからどんどん興味が広がって、山でしてみたいことが増えていくとトレッキングの範囲も広がり、自然とレベルも上がっていくんだと思います。山を登っていると自然に帰った気分になってとてもリラックスできるし、リフレッシュもできます。一日に何時間も歩くのは究極の全身運動なのでおすすめですよ」(渡辺さん)

 

トレッキングの楽しさは一つじゃないことを教えてくれた渡辺さん。夏から秋はまさにトレッキングのハイシーズン。あなたも自分なりの山の楽しさを見つけてみて!

 

 

渡辺佐智(わたなべ・ちさ)さん

登山ガイドからバックカントリーガイドまで四季を通じて活躍中。自然に関する知識も豊富で、雑誌やテレビなど山のガイドとして出演多数。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド、JAN日本雪崩ネットワーク認定レベル2、日本赤十字社救急救命員、ウィルダネスファーストエイド90時間、尾瀬保護財団認定登山ガイド。

Photo:Getty Images

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