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最近の研究によると、砂糖は今まで思われているよりも身体に悪いということが分かってきたそう。その内容をUK版『ウィメンズヘルス』よりご紹介。

肥満の専門誌『Obesity』に発表されたロバート・ラスティグの研究によると、カロリーがたとえ同じだったとしても、栄養価やその効果は全て同じではないそう。

ある実験では、普段食べている砂糖たっぷりの食べ物の替わりに、デンプン質の多い食べ物と交換すると、替わりに食べたのが健康的ではないようなジャンクフードだったのにも関わらず、被験者のメタボリック症候群のほとんどの症状が改善したそう。

これを受けて、パーソナルトレーナーのリー・ムリンズはこう話す。

「砂糖は中毒性があり、少し摂ると摂り続けないといけなくなってしまう。私たちは国としても過去にないくらい砂糖を消費している」とムリンズ氏。

「もし、ほっそりと健康的になりたいのなら、砂糖を日々の食事からなくすことが最短ルート。身体が砂糖を欲するのはこの2つの要因。脳から欲しくなるのと、ホルモンの分泌により欲しくなる、この両方。砂糖を食べると、食べるのをやめるように指示するホルモンのレプチンが上昇しないので、もっと食べたいと思ってしまう」。

ただ、砂糖をやめようと思ってもなかなか難しいのは、砂糖は色々な形で食べ物に入っているからだそう。たとえば、精製された白砂糖、三温糖、ハチミツ、メープルシロップ、コーンシロップや濃縮還元のジュースや米飴やオーガニックなサトウキビジュース、果糖や糖蜜にも入っている。

砂糖をカットする5つの方法

1. 加工品を全てやめる。新鮮な季節の食べ物を食べていれば問題なし。

2. 食品の裏面表記をしっかりと見るようにする。分かりやすい糖類の形、たとえば三温糖、果糖、ハチミツなど以外でも「〇〇〇ース」で終わるようなものが書かれているときは気をつけて。たとえば、「リボース」、「キシロース」など。これらも糖の一種。

3. 自然の砂糖にも気をつけて。天然にある自然のものだったとしても、砂糖であることには変わらないので、身体には砂糖と同じような影響を与える。

4. フルーツジュースや甘い飲み物は避けるように。フルーツジュースはフルーツに含まれる食物繊維が全て取り除かれている。食物繊維は血糖値を下げる作用があるので、ジュースの砂糖がそのまま影響してしまう。かわりにオーガニックなフルーツを使ったしぼりたてのジュースを選ぶようにして。

運動をする。これは簡単に聞こえるかもしれないけれど、運動をして活動的でいることで砂糖を欲しなくてすむようになる。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Lee Mullins Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images