朝ご飯大好きで、今までもずっと大好きだったと言うクリスティーン・ユウの朝は、いつもしっかり食べていたそう。しっかり、と言うのはちょっとつまむのではなく、ブラックコーヒーと固形の食べ物を食べないと、間違いなく10時にはお腹がすいてしまうというクリスティーン。クリスティーンにとって、朝ごはんをきちんと座って食べるのは、朝バタバタしないためにも大切なことだそう。
そんなクリスティーンは、いつもの卵2個、ホウレン草とトマトという朝食ではなく、もっと別のものを食べた方がいいのではと思い、1週間卵のかわりにギリシャヨーグルトを食べてみたそう。
そもそもなぜギリシャヨーグルトにしたのか。ギリシャヨーグルトは健康によいとずっと言われ続けてきたもの。良質な脂肪とカルシウムを摂ることができて、普通のヨーグルトよりも1.5倍か2倍もタンパク質が入っている、とニューヨーク州栄養学協会のスポークスウーマンで、登録栄養士のアニータ・マーチャンダニ。
「ギリシャヨーグルトに含まれているタンパク質と脂質のおかげでもっと長い間満腹でいられる」と話す。つまり高タンパク質で良質な脂質も摂れるということ。
でも、栄養的なメリットは分かっていてもはじめる前はクリスティーンもお腹は一杯になるのか、新しい食生活に身体はびっくりしないかなど不安なこともあったそう。では実際どうだったのか?
午前中ずっとお腹が空かなかった
特に午前中持つくらい、きちんとお腹いっぱいになるかはとても心配していたそう。でも、驚くことに山盛りヨーグルトを食べたり、ものすごい量のトッピングをかけたわけでもなく大体1カップくらいで満腹感を感じられたそう。そして一番よかったのは、乳製品を増やすと違和感を感じることが多かったけれど、ヨーグルトを増やしてもお腹がゴロゴロしなかったことだそう。しかも、毎日ヨーグルトを食べて1週間たってもお腹にガスがたまったり、むくんだりもしなかったとクリスティーン。
脂肪をカットしていない方がおいしく食べられる
昔は甘い味のついたタイプが好きだったというが、実は砂糖はそんなにいらないことを知ったというが、砂糖の替わりに脂肪が入っているものを選んでいるそう。脂質はダイエットにもよい効果があるだけでなく、脂肪のあるタイプの方がリッチで味もいいそう。だから朝からちょっとしたごほうびを食べているような感覚になれたそう。それに朝のヨーグルトはカルシム補給のためにもちょうどよかったとか。
トッピングで目先を変えられるので飽きない
ヨーグルトのよいところは、味も食感も自分でアレンジできることだそう。トッピングをいくつか加えて食感や色も変えることで飽きずに続けられたとクリスティーン。定番のトッピングはグラノーラだが、それだけでは甘すぎたので、フルーツや種子類やココナツチップスを乗せていたとか。
オーバーナイトオーツにすれば準備もラク
本当に忙しい朝には、前日に仕込んでおいたオーバーナイトオーツがとても便利だったとクリスティーン。朝ランをしたい時や、子供の送り迎えなどがある時は、準備ゼロの前日に仕込んだオーバーナイトオーツが大活躍。寝る前に容器にオートミール、ギリシャヨーグルトと牛乳を加えて、冷蔵庫に入れるだけ。ヨーグルトの水分がオートミールをやわらかくしてくれて、朝にはできあがっている状態。あとはお好みのトッピングをその時の気分で用意するだけ。若干甘さが足りない時のクリスティーンのおすすめはメープルシロップだそう。
1週間食べ続けて、判定は?
6日目になると、正直他のものを食べたくなってきたとクリスティーンは明かす。そこまでクリーミーではないもので、ちょっと違う感じのものが欲しい、と思ったのでスムージーを作る時の水分のかわりにギリシャヨーグルトで作ってみたとか。そしてアレンジとしてラッシーにも使ったという。
色々1週間ギリシャヨーグルトを試してどうだったか? 結論としてアリ! ただし、毎日かは別。でもギリシャヨーグルトを朝のメニューの一つに入れることは間違いなし、という。いつもの朝ごはんに加えてみては?
http://www.womenshealthmag.com/food/greek-yogurt-for-breakfast
Text:Christine Yu Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images