初日は本当に苦労した。いつものように写真をシェアしたり、女友達とのチャットグループで内輪の冗談を言い合ったりできず、孤独に感じた。いつの間にかスマホを手に取っては、するべきことは何もないと思い出す。幸いにも、私の習慣はたった2日で少しずつ変わり始めた。
SNSをやめると、スマホに手を伸ばす回数が減る。ひっきりなしに通知が鳴ることもないので、日々現実のタスクに取り組むための精神的な余裕ができる。つい先日までSNSに没頭していた通勤中の35分とランチタイムが自由になったのと同時に、私の心も解放された。
10日後の私は、今までになく生産的で、あえて言わせてもらえば社交的な人間になっていた。通勤時間で数週間分の本を読み、前置きはなく純粋に友達の近況を尋ね、パートナーと出掛けるようにもなった。彼も自宅にスマホを置いていくことに賛成してくれたので、外での時間は完全に2人のもの。しかも私は、自分自身の目標に再び集中し始めた。他人の目標にばかり “いいね” するのは、もうおしまい。
あと一歩で、最愛のアプリと永遠に決別できそうなところまで来た。妥協案として、友達と予定を話し合うためのチャットアプリと、ファッショントレンドを追うためのインスタグラムだけは再インストールしたけれど、今では週に1日スマホを家に置いてくる。SNSを使わなくてもバランスは取れるんだ。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。