やめたいけれどやめられない、そんな時はヨガが助けてくれるかも。
どうしてもやめられない悪い習慣があるというのは、あなただけじゃない。人間は目の前にある満足を、将来の報酬よりも選んでしまうようにできているそう。だから、ヘルシーな毎日を送ることがよいと分かっていても、どうしても、ジントニック1杯を飲んでしまうのは仕方ない。
習慣化する過程の中では、感情による欲求を肉体的な欲求と一緒に考えてしまいがち。これが、たとえばイライラするときに食べてしまう、といった「悪い習慣」につながるそう。でもこの結びつきを使って、悪い習慣だけではなく、よい習慣にもつなげることもできるって知ってた?
まず、悪い習慣を断ち切る
ステップ1:その習慣は何かを知る
自分に素直になってみることは、この悪い習慣がどんな影響を与えているかを解き明かすひとつの方法。誰かに見せる必要はないけれど、紙に書き出してみることで、どんな意味があるのかが分かる。書き出して悪習慣の意味をまず知って。
ステップ2:習慣が起きそうになったらそれに気づく
習慣を引きおこすトリガーとなるものは、だいたい他の何かとつながっているもの。そして、その習慣が根深ければ根深いほど、トリガーは感情に関連したものとつながっていることが多いはず。悪い習慣が起きそうになったら、自分がどんな気持ちになっているかに目を向けて。
ステップ3:本当の欲求と習慣を結びつける
人間はみんな様々な欲求を持っている。その欲求は、空気、食べ物、水、健康的な身体を欲しいという根源的な欲求から広がって、安心、愛、所属感、自信や自己実現などにつながっていく。
だから悪い習慣も、自分のどの欲求を満たそうとしているのかを知ることで、悪い習慣ではない形での満たし方を見つけられる。
ステップ4:ポジティブな変化にする
嫌なことをやめようと考えるのではなく、逆によい習慣をどうやってクセづけられるかを考えてみて。
私たちの頭は、なくしてしまったものを探すようにプログラムされているもの。だから、体重を減らしたり、習慣をやめることは、変わるためによくない場合も。そうではなく、新しく始めたいこと、たとえばもっと野菜を食べたり、もっと運動する、といったことにフォーカスして。
次に、ヨガを活用して行動を変える
まず、ヨガをする前にマインドをセットしよう。手の平を合わせ胸の前で合掌して、ヨガマットに立つか座る、あるいはひざまづいて。
呼吸に集中して、自分の今を見つめて。自分のありたい姿ではなく今の自分の姿に気持ちを向けるように。
ヨガをしている間は自分に素直になって、今の悪い習慣がどのように自分に影響しているのか、なぜそれが嫌なのかを考えよう。それを考えた時に身体はどうなるか? 緊張するかリラックスするか?
隠そうとしてきた気持ちを認めて、新しい習慣や新しい考えに気持ちを向ける時間をゆっくり取って。その時の気持ちの変化に注目して。
そして最後に休息のポーズ、サヴァサーナになった時に、悪い習慣も含めてすべてを手放して。
http://www.womenshealthmag.co.uk/fitness/yoga/2463/how-to-use-yoga-to-break-bad-habits/
Text:Nahid de Belgeonne Translation:Noriko Yanagisawa