老化を早める7つのNG食材

29 September 2017

老化を早める7つのNG食材

フィオナ・タックは栄養士でスキンケアの専門家でオーストラリアの伝統医学の団体のメンバーでもある。そんな彼女は多くの健康にまつわる症状は栄養が足りていないことによると話す。今回はアンチエイジングと栄養の関係について教えてもらった。

まず、炎症の仕組みとどのようにしてそれを抑えることができるかを知ることが、長期的な健康と長寿の基礎だと話す。

 

そもそも炎症とは?

一番カンタンに言うと、炎症とは身体の自己防衛の機能。身体がなにか不快な状態を取り除こうとしている状態で、治る前の段階と言える。

 

それをもっと詳しく説明すると?

慢性的な炎症や加齢は糖化によって起きる。糖化は自然な現象で、たとえば料理で砂糖やタンパク質を高い温度で加熱すると茶色くなるなど糖化の一種。焼いた肉、炭火焼の食品、フライドポテト、焼き菓子などは糖化の産物ともいえる。

 

身体の中では糖化はゆっくりと時間をかけて起きる。タンパク質が長い間存在すればするほど糖化につながってしまう。つまり、私たちの身体は体温の37℃でじわじわとロテサリーチキンのようにグリルされているのと同じような状況、ということ。

 

砂糖の分子がタンパク質や脂質、あるいは核酸と結合するときに、変異分子ができてしまう。身体はこの変異分子を認識することができないので、体内で正しく代謝されない。この変異分子あるいは傷ついた分子がフリーラディカルと一緒に働き、終末糖化産物(AGEs)が精製されてしまう。糖とタンパク質が結合することで、細胞はぎゅっと固くなり、柔軟性を失い、傷つきやすくなる。

 

これは特にコラーゲンやエラステンに影響して、早期加齢の症状(しわ、皮膚のたるみなど)、関節や軟骨が動きづらくなったりしてしまう。さらに、調理することで、食品に含まれるタンパク質や脂肪にも同じようなことが起きている。たとえばバーベキュー、炭火焼などの調理法。そして、終末糖化産物や変異分子を食べれば食べるほど、身体の中から老化していく。さらに、紫外線にさらされるなどの外的な環境によっても肌への影響があり、老化をすすめてしまう。

 

終末糖化産物に関連した症状は、テロメアの欠乏やテロメアを傷つることにも関係がある。テロメアはDNAのタンパク質構造の一種で染色体の端にあるもの。テロメア短縮が細胞の複製に影響し、これが病気につながる。

 

終末糖化産物は肌の老化だけでなく、目の細胞にも影響がありこれが視力低下につながる。さらに困ったことに血管にも悪い影響があり、脳卒中の発作、心臓発作や痴ほうにもつながるそう。

 

日常生活で食べているもののうち終末糖化産物が多い食品は、グリルやローストされたもの、油で揚げた物に加えてパスチャライズド(高温短時間殺菌)や殺菌されたものなど。特に茶色いものや炭火焼のもの、高脂質で高タンパク質なものも危ない。終末糖化産物が少ない食品を食べることで慢性的な炎症を減らすことができるので、加齢に伴う症状のリスクを減らすことができる。では、どこからはじめればいいのか。この7つのNG食材はなるべく避けるように。

 

やめた方がよい食材7つ

 

1.  精製された砂糖

2.  精製された小麦粉とパン

3.  オメガ6系のオイル

コーン油、ヒマワリ油、キャノーラ油。特に加工食品には隠れていがちなので気をつけて。

4.  アルコールの飲み過ぎ

週に3回はアルコールなしで過ごして。

5.  紫などの色の濃い野菜
トマト、ジャガイモ、パプリカ、ナス、ゴージベリー、ピーマンはアルカロイド、ソラニンなどを含み、人によっては炎症を引き起こすこともあるので食べ過ぎないように。

6.  ローストナッツや味つきナッツ

ローストすることで、脂質が酸化してしまう。

7.  赤身の肉や鶏肉

食べるのは週に2回から3回にして、あまり摂り過ぎないようにして。一般的に売られている家畜類はトウモロコシや大豆をエサとして育っている。どちらもオメガ6系脂肪酸が多く炎症を起こしやすい。なるべくグラスフェッドのものを選んで。

 

食べるべきものとそのコツ

まずは、抗炎症作用のあるハーブ、たとえばターメリック、ショウガ、ローズマリー、クローブやショウガを食事に取り入れて。ニンニク、タマネギ、ブロッコリー、ケール、ベリー類、グレープシードオイルやピーマンは抗酸化成分も豊富。

 

そして良質な油であるオメガ3脂肪酸の豊富な魚や亜麻仁油を使うようにして。新鮮な魚、特に脂質が多いニシン、サーモン、サバは抗炎症作用のある食品としてはとても優秀。

 

GI値を意識して、なるべくGI値の低い全粒穀物、豆類や軽く蒸した野菜などを食べるように。

 

調理法としては、グリルやローストやバーベキューなどの炭火焼はたまの調理法にして、ゆっくりと時間をかけて低温で調理するのがおすすめ。茹でたり、蒸したりするような水を使った調理法の方が食べ物の糖化を防ぐことができる。

 

https://www.womenshealth.com.au/food-that-accelerate-ageing

Text:Fiona Tuck Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images

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