今年出場したフルマラソン大会では、3時間44分で完走という驚きのタイムを出したジェニファー・ストーリーさん。小さい頃からスポーツに触れる機会が多かった彼女は、現在も朝早く起きて、まず運動するのが日課。「運動する人は美しい」そう思わせる秘密が知りたい!
運動は人生のレッスン
「すぐに練習の成果は 出ない。毎日の努力の積み重ねが大切だとランニングを通して学びました。人生のレッスンになりますね」
撮影当日の朝も、友人と13km走ってきたというジェニファーさん。朝早起きして、短くとも5kmは走ることを習慣として続けるのはなかなか難しい。けれど、幼少期からアクティブで、負けず嫌いで、スポーツをしていなかった年はなかったという彼女にとって、体を動かすことは「成長」とともにある。
「3歳からスキーを始め、その後はサッカー、バレーボール、バスケットボール、フィールドホッケー、クロスカントリーと陸上部を経験しました」と話す彼女。様々なスポーツに触れたのちランニングに夢中になると、シアトル大学のランチームに所属し、週90km走破の厳しい練習にも耐えていたそう。
「今年3月に挑戦したフルマラソンでは、大会前の10月に鎖骨を骨折して練習できず、不安な気持ちが拭えなかったです」
アクシデントに見舞われながらも3時間44分というタイムを出せたのは、運動を通して、常に前向きでいることの大切さを知っていたから。「思うように練習ができなくても、『もう』ではなく『まだ』時間はある。大丈夫。と言い聞かせていました」と語る彼女の強みは、自分を元気づける術を知っていること。
そして大会本番。走っている途中で筋肉痛になるという人生初の経験をしながらも、いつも一緒に練習していたメンバーに応援されながらゴール。忘れられない光景が生まれた瞬間だった。
ジェニファーさんの朝ごはん事情を教えて!
・プロテインパウダー入りのスムージー
・バナナとプロテインパウダーで作ったパンケーキ
・オートミール+アーモンドミルク、バナナ、チアシード、ピーナッツバター、シナモン
オートミールとミルク、スパイスやドライフルーツを混ぜて一晩寝かせるだけで美味しく食べられる「オーバーナイトオーツ」は、加熱する手間も省けるから朝早い人にオススメ。
「マラソンのトレーニング中は、炭水化物を摂るように心がけています。玄米やホールウィート、食物繊維が豊富なものを選んだりします」
次なるFit Girlsにメッセージ
「運動を始めるとき、自分は何のためにやっているのか意識した方がいいです。健康のため、大会に挑戦するため、目的は人それぞれ。大きな進歩は必ずしもやってこないし、ひとりのトレーニングは孤独を感じたりもする。けれど、頑張った分体は少しずつ、確実に強くなってる。目的達成に自分が一歩近づいていることに気がついてあげてください」
ランニングにジム、様々なフィットネスイベントにも参加しているジェニファーさん。今後はミニトライアスロンにもトライして、ますます成長していく彼女から目が離せない!
Photo:Tomoko Meguro Text:Sawako Motegi
スポーツファッション・サステナブルの記事を担当。山梨県の富士河口湖町へ移住し、オンラインを駆使して取材活動を行う。フェミニズムや環境問題などの時事ネタやニュース、人を掘るのが得意。 2020年までウィメンズヘルス編集部に在籍。