Dish, Food, Cuisine, Ingredient, Produce, Recipe, Garnish, Vegetarian food, Superfood, Lunch, pinterest

テレビを見ながら食べるとどんな影響があるの?

その道の専門家に、気になる疑問をぶつけてみるという今回の企画では、「どうやったらテレビを見ながら食事をするのをやめられるか」を、栄養士でNutritious Lifeの創業者で『The New You (and Improved) Diet』の著者、ケリー・グラスマンに聞いてみた。

たまにはお気に入りの番組を見ながら、テレビの前でテイクアウトを食べるということはするはず。でも研究では、気が散った状態で食事をすると、必要以上に食べてしまうだけでなく、食べている量も気にしなくなるということが分かっている。

だから、まず一人暮らしでも、誰かと住んでいても、まずは週に1回はテーブルに座って食事をすることから始めてみて。そして、少しずつ回数を増やして、週に3回はきちんと食べることも目指そう。

テレビなしで、テーブルに座っての食事の時には、きちんと料理をお皿に盛りつけるように。これは、デリバリーを頼んだ場合でも同じ。お皿に盛ったほうが、おいしく感じられる。そして、人と住んでいるのならお互いの一日について話すことに集中してみて。一人の場合は、静かに落ち着いて食べて。

これを何回か練習することによって、一口一口や、料理の味をきちんと感じられるようになり、食事をもっと感謝しながら食べられるようになる。そして、空腹感を正しく感じられるようになってくる。

つまり、マインドフルな食べ方ができるということ。もしかしたら、普段よりも食べる量が減って、残り物を翌日のお弁当に回せるかもしれない!

マインドフルな食べ方の3か条はこれ。

1. カロリーではなく、気持ちに目を向けて

五感に集中して。今この瞬間に集中することで、なにを食べるか、いつ食べるか、どれくらい食べるかを意識的に選べるようになる。本当にお腹が空いているの? それともただ退屈だったりストレスがあるだけ?

2. 電子機器はオフにして瞑想をして

マインドフルメディテーションを日々の習慣にしてみて。瞑想をすることで、食べ物とのつきあい方をあるべき姿に戻すことができる。人は食べた物でできているので、安く、手軽で、早いものやニセモノは食べないようにして。そして、ゆっくりと、意識しながら食べるように。

3. 制限はしない

食べたいものを食べるようにしよう。「執着から解放されることは、意識して行うことではない。これは、本当の自分を知ること。そしてなにが自分を保ち、なにが自分を疲れさせるのかをちゃんと認識すること」と、『Women, Food and Go』」の著者、ジニーン・ロスは話す。

ストレス、あるいはつらい気持ちから食べてしまったり、逆に食べなくなるのはとても自然なこと。でも、自分の気持ちを正しく認識することで、自分の気持ちから学ぶこともできるし、身体と気持ちをつなぐことができる。

この3つのことを意識しながら食べるようにしてみて。マインドフルな食べ方を実践すると、体重が減るだけでなく、不安感や緊張、セックスにも効果があるということも研究で分かっている。せっかくヘルシーなものを食べるのなら、今この食べている瞬間に集中して食べよう。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Keri Glassman Text:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images