実はお尻の筋力が弱い人も膝のトラブルを抱えやすいとのこと。
「お尻の筋肉には内側に向きがちな膝を外向きに反作用して、グッと引っ張って修正してくれる役割があります。つまり、お尻の筋力が弱い人は膝の位置を正常に戻す力が弱いということ。そういった方にはランニング前のスクワットをおすすめしています」(木村さん)
「また、お尻の筋肉の動きを感じにくい人は、筋肉が眠っている状態かもしれません。前ももの筋肉や膝の屈伸運動に頼ってスクワットをしている可能性が高いです。そういう人はぜひストレッチを取り入れましょう。お尻の筋肉が伸ばせていることを実感できるストレッチが効果的です」(木村さん)
椅子に座って右足の足首を左足の太ももに乗せ、そのまま前屈。反対側も同様に。眠った筋肉を起こすためのストレッチとスクワットをすればランニング準備完了。
ランナーズニーを予防するカラダへのアプローチ方法を取り入れて、膝のトラブルを回避しよう!
今回お話を伺ったのは…
木村誠さん
株式会社ランナート代表取締役
全国39都道府県、7カ国から1000名以上の痛みに悩むランナーが来院する「RUNART足の治療院-駒沢公園-(http://foot.runart.jp)」のオーナー。ランのお悩み解決のトッププロにいつでも質問ができる、ケガせず走るためのオンラインサロン「マラソン大学(https://lounge.dmm.com/detail/392/)」の学長も務める。