なぜ間違い?:ストレッチが怪我の防止にどんなに効果的でも、怪我をする可能性は間違いなくある。現段階で、「ストレッチが怪我のリスクを減らすことを示すデータは少ないんだ」とキャロル。「でも、減らさないとするデータもほとんどないんだよ」。結論が出ていないということは、ストレッチを怪我をしないための確実な方法として頼るべきではないということだ。
代わりにするべきこと:自分の体に注意を払い、ランニングの最中や後に異常な痛みを感じた場合は、ストレッチマットではなく医師の助けを得よう。
7.そのエリアが“硬く感じる”だけでストレッチしている
なぜ間違い?:「ストレッチが不要な組織もあるんだ」とパーキンスは説明する。例えば、“ランニングフォームが悪くて筋肉に負荷がかかり過ぎた”など、動きの悪さや乱れには根本的な原因があるかもしれない。時として筋肉の緊張は、保護のためにその筋肉の位置を維持しようという神経系の現象でもある(頸椎をねん挫すると腰が固まって動かなくなったり、首が曲がらなくなることを考えてみよう)。「この場合の治療法はストレッチではない。実際、ストレッチを行ってしまうと、その筋肉の凝りを維持するだけの悪循環になりかねない」
代わりにするべきこと:パーキンスは、繰り返し同じ筋肉が緊張して凝る場合には、ランニングフォームを変えたり、その筋肉を真っ直ぐにするなど、ストレッチではない別の方法で対処するよう勧めている。それでも改善されない原因不明の凝りがある場合には、専門家にアドバイスを求めよう。
※この記事は当初、Runner’s Worldに掲載されました。
https://www.womenshealth.com.au/article/fitness/7-mistakes-every-runner-makes-when-stretching