歯磨きは1日2回で十分という説がありますが、これは本当?
「1日2回でも十分な人もいるかもしれませんが、日中人と会う仕事などしている場合は、もっと回数が多くてもいいと私は思っています。基準は人それぞれですが、人と会うときなどは口臭のことを考えて、『今の口の状態でキスができるか』というのを判断基準にするといいかもしれません。
別にその会う相手とキスをする・しない、という判断ではありません。キスをするとなれば、昼食の食べかすや口のネバつきも気になるでしょう。口の状態を丁寧に思うようになるはずです。そういった視点を持つという意味で、『今の口の状態でキスができますか?』を基準に歯磨きを考えるといいのでは、と私は思っています。
私自身、治療の前には必ず歯磨きをするようにしています。治療時にはクライアントの方との距離が近いので、キスはしませんが(笑)、そういう視点を持って口の状態を冷静に思うようにしています。
ただ、食後すぐの歯磨きは、オススメしません。口の中の酸が強くなっていて、歯の表面のエナメル質が傷つきやすい状態にあるからです。食後すぐ人と会う場合は、水やマウスウォッシュなどでケアする程度に。歯磨きは食後30分ぐらいおいてから行ったほうが歯に負担をかけません。
いずれにせよ、歯磨きは毎日の習慣です。面倒だな、楽しくないけどやらなくちゃいけないと思うと手抜きになってしまいがちです。ですから、気になる新商品などをうまく取り入れて、楽しい気分で行うことも必要だと私は思っています」
すぐに接近戦に持ち込めるか、という楽しくて新しいスタンダードをもとに、オーラルケアを見直してみて。また歯の磨き方、そのタイミングと歯ブラシの硬さも再チェック!