それまでは気にならなかったニオイが突然気になるようになった場合は、原因として次の3つが考えられるという。
1. 食生活の変化
たとえば、キャベツやブロッコリーなどアブラナ科の野菜をたくさん食べることで、汗のニオイが変わる可能性があるという。それは、この種の野菜には体が完全に分解することができないイオウが多く含まれているため(ただしニンニクはまた別)。代謝プロセスにおいて揮発性化合物が放出され、それに伴ってニオイが発生するそう。
2. 強いストレスを感じている
もうひとつの一般的な原因が、ストレス。強いストレスを感じた際にアポクリン腺のスイッチが入り発汗が促され、それがニオイにつながるとされている。
3. 病気
また、まれなことではあるものの、病気が原因となっている場合も。たとえば、トリメチルアミン尿症と呼ばれる遺伝子の異常が原因の病気の場合、魚や大豆、アブラナ科の野菜に含まれる化合物を分解できないことから、魚のようなニオイがするようになるそう。また、腎不全や肝疾患、糖尿病なども、特定のニオイを引き起こす場合がある。