今回の相談者は、最近ケンカばかりの彼氏とは別れた方がいいのか悩む36歳。
「手相は変わる。運は変えられるんです」と語るのは、手相観として4000人以上を観てきたdauaさん。彼女自身も仕事のストレスで体調を崩したときに、ランニングやヨガに出会って不調から脱出。現在も自分自身の状態をよりよく保つために、ランニングやヨガは欠かないそう。そんな彼女が、手相観の相談でも多いお悩みについて、アドバイス。特徴的な線もご紹介するので、参考にしてみて。
手相を観ていると様々な人が私のところにやってきます。
今日もまた、一人のお客さまが扉を開けていらっしゃいました。
「今付き合っている彼氏と、最近ケンカばかり。お互いに合わないのかなと感じています。別れた方がいいのでしょうか？」
書店員として働くカナメさん。現在36歳。
「彼とはなんだかんだで出会ってから12年の仲。今までにも山あり谷ありでしたが、乗り越え一緒に過ごしています。自分の年齢のこともあるし彼と結婚も考えてたりするのですが、ネガティブな気持ちが続いています」
生涯を共にするパートナーとして互いの成長を心がけていきましょう。
カナメさんの人生の中で彼は最も多くの時間を共にしてきたのは間違いないでしょう。それ故に心の中に占めている割合も大きいはず。しかし、関係は不調。カナメさんにとって生涯を共にする相手はどんな人なのでしょう。
まずは、カナメさんの左手を観てみましょう
生命線の内側に流れるパートナー線に障害線があるものの切れずにそのままながれています(①) 。また、結婚線に島があり、その島を超えて線は先まで伸びています。(②)
カナメさんと彼はいわば切っても切れない関係性。たとえケンカを繰り返して別れることがあっても再びどこかでヨリを戻したり、結局別れなかったりという方向に進む運命にあるようです。いくつものトラブルを抱えながらも、パートナーとして連れ添っていく関係を暗示しています。
何をしても終わりが来ないからと言って、怠惰な関係はお互いの人生にとって意味がありません。
生涯を共にするパートナーなのであれば、ポジティブな関係性がベスト。
相手の変化を互いに期待する前に、まずは自分の成長を心がけてみましょう。
今まで後回しにしてきたことや、相手の都合に合わせてできなかったこと、また自分に甘えてしまっていたことを再度振り返ってみて、新しいチャレンジに取り組むのも良いでしょう。
お互いの成長が関係の好転に結びつき、より2人の絆を強固なものにするはずです。
Text & Illustration : daua
海外を旅した際に出会った西洋占星術家がきっかけで手相・心理学を研究。IT,アート業界でWebディレクター、ライターとして働く傍ら、いつの間にか手相が口コミで評判となり、2012年から手相観として本格始動。個々の可能性を見いだし、良い変化をもたらすツールとして手相を捉え、手相を通じて自分自身を深く見つめる感覚を多くの人と共有することを目指している。2017年にベルリンへ拠点を移す。パーソナルカウンセリングを軸とし、手相をキーワードに、アートやデザイン、食、ヒーリングなど様々なジャンルのイベントでグローバルに活動を行っている。
