『CNBC』の記事によると、昨年のドーシーは、平日に5回だけ食べて週末はファスティングという食生活を送っていた(1日2時間の瞑想と1日8kmのウォーキングも心掛けているそう)。これが大きな議論を呼んだのは言うまでもない。 ドーシーは、ライフスタイル系ポッドキャスト『Ben Greenfield Fitness: Diet, Fat Loss and Performance』の中で「初めて1日1食にしたときは、3日目くらいから幻覚を見ているような、変な感じがしていたよ。でも、次の2回で、人生は食事を中心に回っていることがハッキリしてきた。それにファスティングの時間を増やすと、時間の流れが本当にゆっくりになるんだよ」と語った。
ADの後に記事が続きます
2
towfiqu ahamed//Getty Images
著書に『Secrets of a Kosher Girl』を持つ公認管理栄養士のベス・ウォーレンによると、ドーシーのミールプランは超極端なインターミッテント・ファスティングで、その効果を裏付ける文献も存在している。 「短期的な研究結果は、インターミッテント・ファスティングにより免疫反応が強化され、結果的に血中脂質、血糖値、血圧、体内の炎症が改善する可能性を示しています」とウォーレン。インターミッテント・ファスティングで特に人気があるのは、16:8のプラン(16時間はファスティングをして、残りの8時間はカロリー制限なしで食べる)。 でも、ドーシーは22時間、ほぼ丸1日ファスティングをする。これは「OMAD」と呼ばれる1日1食のミールプラン。
ADの後に記事が続きます
3
1日1食のメリットは?
10'000 Hours//Getty Images
ドーシー(シリコンバレーのテックCEOで億万長者)のような人には、1日1食が合うかもしれない。「朝食は何にしよう、昼食は何にしようと1日中考える必要がなくなりますから」と話すのは、栄養科学情報サイト『Appetite for Health』の創設者兼CEOで公認管理栄養士のジュリー・アプトン。「ある意味、思考が食べ物から解放されます」 もちろんこれは、ドーシーくらい忙しく、お金のある人以外には非現実的なミールプラン。本人いわく夕食は午後6時半~9時の間。メインは鶏肉、魚、もしくはステーキで「超がっつり」。ホウレン草、アスパラ、芽キャベツなどの「野菜もたっぷり」摂取する。デザートの定番はダークチョコレートとベリーで、赤ワインを飲むことも。