セレブ界きっての健康オタクとしても知られる、女優のグウィネス・パルトローも愛飲中の「ボーンブロススープ」。動物や魚などの骨と野菜をじっくり煮込んで作られるスープで、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル満点。消化に負担がかからないことから、ダイエッターの間でも注目を集めている。そこで、ボーンブロススープを飲むメリットとオリジナルレシピを、「WH Co」の後藤彩文さんがお届け。

「ボーンブロススープ」とは? 

アメリカでは長年にわたって愛されているボーンブロススープ。通常チキンまたはビーフの骨とお肉を、ハーブやスパイス、野菜と一緒に長時間煮込むことで作られる。スープを作る過程で、お肉の軟骨や結合組織がコラーゲンに分解され、野菜や肉を濾した後もスープに残るため、材料の栄養が詰まったヘルシースープになるというわけ。

ボーンブロススープの嬉しい効果って?(※)

  • 豊富な栄養素を一気に摂れる!
    スープに何を入れるかによって差はあるものの、タンパク質、脂質、炭水化物が摂取できる。さらに、カリウム、リン、カルシウム、マグネシウムなどさまざまなビタミンやミネラルも含まれるという。
  • 低カロリーなのでダイエットにもおすすめ
    こちらも材料によって数値は異なるけれど、一般的には1カップあたり35~85キロカロリーというからダイエット中の人も気軽に取り入れられそう。
  • 消化を助ける働きも?
    まだ研究段階だが、ある実験ではボーンブロススープのゼラチン質は、腸の働きをサポートする作用が見られると発表されたそう。
  • スープに含まれるコラーゲンで美肌づくり
    お肉の骨から抽出されたコラーゲンが豊富に含まれるボーンブロススープは、美肌づくりにも◎ 健康的な体作り、そして美容に興味がある人にもぜひ作ってみてほしい。

(※)アメリカ版ウィメンズヘルス「8 Very Real Health Benefits Of Bone Broth, According To Nutritionists」より抜粋。

ボーンブロススープの作り方

【材料(3~4食分)】

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  • 手羽先…500g
  • 人参…1本
  • 玉ねぎ…1個
  • 長ネギ…1本
  • にんにく…3片
  • 黒胡椒 (粒)…小さじ1
  • 塩…小さじ1
  • 水…1リットル

【手順】

  1. 人参、玉ねぎ、長ネギ、にんにくを下処理した後、大きめにカットする。
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  2. 底の深い大きめの鍋に、手羽先を敷き詰めるように入れる。
  3. 手羽先の上に1の野菜類を入れ、水を入れる。
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  4. 塩と黒胡椒を加え、蓋をして3~4時間弱火か中火で煮込む。このとき吹きこぼれないように、火加減は適宜調整する。
  5. お肉が箸でさわって崩れるくらい柔らかくなったら、キッチンペーパーを敷いたざると大きめのボウルを用意し、スープを流し入れて濾す。スープに具材が入らないように注意する。
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  6. 冷蔵庫で1時間ほど冷やし、表面に浮いた油を取り除く。この作業を忘れると、スープが油っぽくなってしまうので大切。
  7. 完成! 少し薄めて、お好みで塩胡椒や中華スープの素などでアレンジしても◎
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鶏骨だけでなく、牛骨でも同じ工程で作れる(牛骨の方が少し味は濃いかも)。お好みの野菜を入れて、オリジナルボーンブロスを作るのもおすすめ! また、一回の調理で3~4食分の量ができるので、そのまま飲むのはもちろん、お料理の隠し味として活用できるのもブロススープの便利なところ。

ぜひ一度、おうち時間にボーンブロススープを作ってみては?

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後藤 彩文
WH Coライター、学生

幼い頃からダンスを習い、クラシックバレエ2年、コンテンポラリーダンス7年間、中学生時代には全国大会での団体優勝経験もある。現在、社会人アメリカンフットボールチームのチアリーダーとして活動中。怪我の経験や自分自身の体の変化から、フィットネス、フード、ヘルスなどに幅広く興味を持つようになる。最近は「どんな服でも着こなせる体作り」を目指し、日々トレーニング中。 インスタグラム:@saayagot0