生理中の悩みが解決できるかも。
あなたもヨガの経験者なら、数分間あおむけになるシャバーサナの気持ちよさを知っているはず。このポーズは心身共にリラックスできると言われている。でも、代替医療専門誌『The Journal of Alternative and Complementary Medicine』に掲載された論文によると、シャバーサナより長く深いヨガの瞑想「ヨガニドラ」は、生理中でも大きく関係する女性のホルモンバランスの調節を助けてくれるという。今回は女性ホルモンを整えるとされる、ヨガニドラの特徴についてご紹介。
米クリーブランドクリニックのヨガセラピスト、ジュディ・バーいわくヨガニドラは、「体は寝ているような状態なのに、心は周囲にあるものを認識している深い瞑想状態」という。
シャバーサナと同じようにあおむけになりながら、インストラクターのガイダンスに従って意識的な呼吸と意図の設定を行い、体を一部ずつリラックスさせていく。「さまざまな方法で心を静め、ゆっくり体を落ち着かせ、究極の平穏を見つけていきます」
インドの研究では、腹痛、生理不順、過多月経、不正出血などの女性150名が合成ホルモン剤を服用し、一般的な治療を受けた。そのうちの半数は週5回、35~40分のヨガニドラも実施。6カ月後、ヨガニドラを行った女性の卵胞刺激ホルモン、黄体ホルモン、乳汁分泌ホルモンの量はヨガニドラをしなかった女性よりも低下していることが分かったという。研究チームの話では、これにより婦人科系の症状が緩和することも考えられるとのこと。
リハビリセンター『The Dunes』の臨床ディレクターで米ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校教授のニック・カルダラス博士によると、今回の研究結果は、ヨガニドラに関する過去の研究結果とも一致するようだ。
「ヨガニドラは緊張をほぐし、動悸、発汗、頭痛、神経過敏といった不安神経症の症状を軽減することが分かっています」。このリラクゼーション反応によってストレスホルモンの分泌量が減り、ホルモンバランスが全体的に整ってくるという。バーいわく、この発見はヨガニドラが内分泌系に与える影響を理解する上で重要なものだと表した。また他の瞑想と違い、ヨガニドラには指導が必須だという。チャレンジするときは、インストラクターをつけてやってみよう。
※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。
Text: Cindy Kuzma Translation: Ai Igamoto
関連記事: ヨガ&ヘルスコーチとして「セルフラブ」を発信するTAMAO流・自己肯定感の高め方”誰かと比較をしない”のがヨガ。知ることで自分の体が愛せる。シュミッツ茂仁香
“血糖値の女神”が伝授! 血糖値コントロールの4つの原則と7つのメリット
職場のストレスや燃え尽き症候群は最新のテクノロジーで防げるの?
【和歌山県】自然に癒され、ゆっくり過ごしたい方は必見!
これって異常?! 白くてトロッとしたオリモノが出る理由
7種類のデリケートゾーンのニオイ。原因と対処法とは?
PTSDの半数はコロナ関連。私たちが抱えるパンデミックのトラウマとは?
生理中に腸の調子が悪くなるのはなぜ? 生理と過敏性腸症候群の関係
WHOが警告! 「孤独」が人と国に与える経済的な損失とは?
生理周期に合わせて運動するメリットとは?
涙袋のけいれんとピクピクが起きる「6つの理由」
栃木県にはまだ知らないグリーンスポットがたくさん! 訪れるべきおすすめの場所は?
体脂肪を減らしすぎると、受胎能力が低下する!