ヴィクトリアズ・シークレットが初のプラスサイズモデル、アリ・テート・カトラーを採用した。この内容をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

アリは、イギリスのランジェリーブランド『Bluebella』とのコラボキャンペーン広告に起用される。

アメリカ出身のアリは、この画期的な出来事を自身のインスタグラムで報告。黒いレースの下着をまとった写真に添えて、「ヴィクトリアズ・シークレットが採用したUSサイズ14のモデルは、私が初めてだと思う」とコメントしている。

「とにかく、10代の頃に崇拝していたブランドと仕事ができるなんて本当にうれしい。これでヴィクトリアズ・シークレットも正しい方向に大きく前進」

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ニュースサイト『E!』に対しては、感動と驚きを率直に伝えている。

「今日、コラボキャンペーンの立ち上げでヴィクトリアズ・シークレットの店舗へ行ったんだけど、現実とは思えなかった。小さい頃から尊敬してきた業界トップのスーパーモデルの写真の横に自分の写真が貼られる日がくるなんて、思ってもみなかった」

ヴィクトリアズ・シークレットは、限られたサイズしか扱わないことで世間やセレブから批判されてきた。

米トークショー『Watch What Happens Live』に出演したケイト・アプトンも、「同じような体形ばかりでウンザリよ」と発言している。「いまの時代、どんな体も受け入れて、あらゆるタイプの女性を表に出さないとつまらない」

ヴィクトリアズ・シークレットは、排他的なブランドイメージを払拭(ふっしょく)するためアリの起用以外にも数々の戦略を仕掛けており、8月には初のトランスジェンダーモデルとしてヴァレンティナ・サンパイオを採用している。

今回のアリの起用は遅すぎるとも言えるけれど、ヴィクトリアズ・シークレットが正しい方向に進んでいるのは間違いない。

※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Korin Miller Translation: Ai Igamoto

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。