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「おっぱい」のためにできることを。スポーツブラでバストを守ろう!

スポーツブラをつけて走っている人は 、たったの30%!

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フィット女子でも意外とスポーツブラをせずに、運動しているという声を聞くことがある。でも、スポーツブラをすることで、胸の揺れによる動きづらさを軽減するだけではなく、バストの重みを支えているクーパー靱帯への負担を減らすことにもつながると言われている。今回は、ワコールでコンディショニングウェア「CW-X」のPR担当をしている、津久井 祐子さんにスポーツブラをつける理由と選び方、正しいつけ方について教えてもらった。

普通のブラとスポーツブラの違いは?

普段着用しているブラジャーは日常の動きを支えることと、バストを美しく見せるのが大きな目的で、胸を下から支えるような設計になっている。そのため、普通のブラジャーを着用して運動すると、バストが揺れてしまうことが多い。

一方でスポーツブラは胸の揺れを抑えることを目的に作られていて、全方向から胸を支える構造になっている。体を動かしやすいように伸縮性も持たせているので、体をしっかりと動かせるのが特徴だ。

運動をしているとき、スポーツブラをつけている人は何%?

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約70%の人が、運動をするときにスポーツブラをしていないという、驚きの結果!

理由としては、「着替えるのが面倒」「激しく運動はしないので必要性を感じない」「何を選んでいいのかわからない」などの声があるそう。

※ワコール社調べ

スポーツブラをつける理由とは?

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画像提供:ワコール

①揺れ対策

「写真のように、運動時のバストは上下に大きく揺れます。普段のブラジャーは立位姿勢でのバストを支える設計ため、運動時のバストの揺れには対応できません。また、バストには筋肉がなく鍛えることができないため、運動時のバストを揺れから守るには、外部からのサポートとしてスポーツブラが必要です」

② 汗対策

「吸汗速乾素材や汗消臭機能素材のスポーツブラを使用することで、汗をかいたときのムレなどの不快感を軽減します」

③ ズレ対策

「普段のブラジャーで運動すると、アンダー部分がズレて擦れてしまったり、ワイヤーが当たって痛くなったり、ストラップがズレて動きにくかったりなどの不具合が生じる可能性があります」

このように、バストのユレ、ブラのズレ、汗によるムレなどで不快に感じたり、運動に集中できない可能性がある。ユレ比較の動画を見てみよう。

スポーツブラをつけないと……?

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
HTY198ユレ比較_202204
HTY198ユレ比較_202204 thumnail
Watch onWatch on YouTube

こちらは、ジョギング時のスポーツブラとワイヤー入りブラのユレを比較した動画。左のスポーツブラに比べて、ワイヤー入りのブラのほうが揺れていることがわかる。揺れることによって、バストの皮膚は伸びてしまうので、軽いジョギングでもしっかりスポーツブラをつけよう。

動画提供:ワコール

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スポーツブラの選び方

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「まずは自分のバストサイズ(アンダーバストとトップバスト)を計測しましょう。ワコールのスポーツブラの場合、普段のブラジャーと同じようにアンダーサイズとカップサイズ表記の商品と、M、L表記の商品があります。洋服のサイズで選んだりせず、バストサイズに合わせて購入していただくことが大切です。着用感も様々あるので、できれば一度試着をしてから購入することをおすすめします」

「また、ランニングや球技など走ったり跳んだりするスポーツにはサポート力の高いもの、ゆっくり大きく動かすヨガなどにはソフトな着用感でズレにくいもの、など運動強度や動きの特性に合わせて選んでいただくとより快適に運動を楽しめると思います」

スポーツブラの正しいつけ方

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スポーツブラ(ホックなしの場合)のつけ方を教えてもらった。

  1. たぐり寄せて両手で持ち、両足を入れてウエストまで引き上げる。
  2. 前中心を合わせながらアンダー部分まで引き上げる。
  3. 肩ひもを通して、アンダーバストの位置を安定させる。
  4. 着用出来たら、アンダーバストのズレやカップの浮きや食い込みがないかを確認する。
  5. 最後に、フィッティングの確認運動を行う。
    ・腕を2〜3回上げ下げし、アンダーバストや肩ひもがズレてこないか確認。
    ・上半身を左右に2〜3回ひねっても、ブラがずれないことを確認。

ブランドによっても異なる場合もあるので、購入した時に、スポーツブラのつけ方を聞いてみるのがよさそう。

自分のおっぱいにやさしく!

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スポーツブラをすることで、動きやすいから運動に集中できる、クーパー靭帯の負担軽減が期待できる。フィット女子は運動するときにはスポーツブラをしっかりつけるようにしよう。
 

デイリーチェックも忘れずに!

女性がかかるがんのなかで、一番多いのが「乳がん」。早期の乳がんでは自覚症状はほとんどない。進行とともに、乳房のしこりを筆頭に、痛み、乳頭からの分泌物、乳頭部のただれ、乳房の凹凸などの症状が現れるので、これらの症状にどれか一つでも気づいたら、自己判断で終わらせずに、専門医に相談して必要な検査を受けることが大切。

  • 自分の乳房の状態を知る
    しこり(ブラジャーをつけるときにしこりに手が触れることがある)はあるか。痛みや分泌物はないか(ブラジャーをつけるときに手に触れたり、 脱いだ後の内側にシミがついていることがある。 ブラジャーの内側もチェックしよう)
  • 乳房の変化に気をつける
  • 変化に気づいたらすぐ医師へ相談する
  • 40歳になったら2年に1回乳がん検診を受ける

    おっぱいの状態に日頃から関心をもつことにより、乳房の変化を感じたら速やかに医師に相談するという正しい受診行動を身につけることもできる。

 

まずは、スポーツブラやプラジャー着脱時に、意識することから始めよう。

        Headshot of Nana Fukasawa
        Nana Fukasawa
        ウィメンズヘルス・エディター

        2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。 

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