セレブも実践する、どこでもできるこの4つの動きを取り入れて。
陰陽は、ワークアウトのトレンドにも広がっている。
毎日デスクに何時間もデスクに座っているのは決して身体によくない。まず、股関節が少しずつ短くなり固くなる。これが、身体の他の部分にも影響する。骨盤は前に傾き、腹筋は弱くなり、肩が落ちて、首も固まってしまう。姿勢に影響することは、慢性的な痛みやケガにつながってしまう。これは避けたい。
でも、それもこのワークアウトで解消できる。身体をゆるめてしなやかにしてくれるこのエクササイズはHeartcoreの創業者ジェス・シューリングが考案したもの。ジェスの顧客にはエル・マクファーソン、ヴィクトリア・ベッカム、エラ・ウッドワードなどがいる。
このワークアウトはHeartcoreのスタジオでのエクササイズと同じ考えの元に行っている。リフォームピラティス、TRX、バーレそしてヨガで身体全体をコンディショニングするプログラム。
このワークあるとは気持ちも身体も最高の状態にしてくれる、とシューリング。では、どうやってそのようなベストな状態を作るのか。調和する陰と陽の関係のように、弱い筋肉と強い筋肉を一緒にセットで動かしてくれる。「Heartcoreのコンセプトは、伸ばすことと強化することを同時に行うこと。弱い筋肉を強化しながら、長い間机に座りっぱなし、といった日々のルーチンの中でこり固まっている固くなった筋肉を伸ばすことに注力している。そうすることで、良い姿勢、強い体幹、こりのほぐれた手足を手に入れることができる。そして、なによりも自信も得られる。
このワークアウトは週5回やるように。家でも会社でもいいのでやってみて。
1.立ってレッグサークル
陰:内腿の筋肉を伸ばす
陽:お尻を鍛える
(a)右手を壁につけて立つ。右ひざを伸ばした状態で左脚を横にできるだけ高く上げて、そのままキープする。体幹に力を入れて。
(b) 上げた脚を円を描くように動かす。一方向に回し、脚のつけ根の部分から回すようにする。1分間回したら、今度は反対側1分間回す。反対側の脚も同様に行う。
2.ワイドスクワットジャンプ
陰:内腿とハムストリングスを深いスクワットで伸ばす
陽:お尻、体幹、ふくらはぎに力を入れる
(a)脚を肩幅に開き、スクワットの姿勢になる。一気にできるだけ高くジャンプしてそのままスクワットの姿勢に戻る。3回繰り返す。
(b) 3回目のスクワットでは、下で3秒キープしてもう一度立ち上がる。これを10回×8セット繰り返す。間では10秒間休む。
3.クランチと伸ばし運動
陰:片方の脇腹を伸ばす
陽:反対側の脇腹を締める
(a)脚を肩幅より広く開いて立ち、両手を腰に置く。相撲スクワットの姿勢になる。
(b) 息を吸い、右手を身体の左側に伸ばす。そして勢いをつけて身体の右側に戻す。この時ウェストに力を入れる。片側4回ずつゆっくり行い、次に8回早く行う。反対側も同様に行う。
4.フロッグタックとプランク
陰:腰とハムストリングを伸ばす
陽:大腿四頭筋と体幹
(a)高いプランクの姿勢になる。手は肩の真下に置き、体幹を意識して、お尻に力を入れて足を揃える。
(b) 左脚を前に引き、左手の外側に置く。片脚5回を3セット行う。間には10秒間休みを入れる。
Text:Charlotte Hilton Andersen Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Masato Moriyama