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今回の相談者は、周囲から細かい指示をされることにストレスを感じる28歳。

「手相は変わる。運は変えられるんです」と語るのは、手相観として4000人以上を観てきたdauaさん。彼女自身も仕事のストレスで体調を崩したときに、ランニングやヨガに出会って不調から脱出。現在も自分自身の状態をよりよく保つために、ランニングやヨガは欠かないそう。そんな彼女が、手相観の相談でも多いお悩みについて、アドバイス。特徴的な線もご紹介するので、参考にしてみて。

手相を観ていると様々な人が私のところにやってきます。
今日もまた、一人のお客さまが扉を開けていらっしゃいました。

「自分のやっている仕事に対して、周りが細かく口を出してきます。ちゃんとできていることにも関わらず、他の人たちからとやかく言われることがストレスになっています」

銀行員として働くカナミさん。現在28歳。

「仕事ができていない訳ではないと思うのに、そこまで細かく言われるのかがわかりません。モチベーションが下がっています」

人に指図されるのが嫌。素直に受け止める心は忘れないで。

カナミさんは、自分がきちんと仕事を行なっているのにも関わらず、周囲から細かく指示を受けることにストレスを感じています。

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まずはカナミさんの右手を観てみましょう。
右手の感情線の先が指の付け根まで届いています(①)。
これは、一見すると穏やかで争いごとを好まない人なのですが、人に自分の悩みなどをあまり言わない秘密主義の方に多い線です。自分の世界観や意思を守ろうとするあまり、時々融通がきかないという印象を周りに与えがち。
手首に近い小指の下に斜めに伸びる反抗線も見受けられます(②)。
反抗線は正義感が強い一方で、自分を防衛する能力も高いので人を信じたり、人の言葉を素直に聞けない一面も持っています。
そして手のひらを細かく横切る障害線が多く出ています(③)。
目先のことにこだわりやすく、人の言葉尻など些細なことが気になってしまい、モヤモヤしてしまっている状況です。

カナミさんの中で、自分を防衛したり、自分だけで解決したり、自分に対する人の見方を否定的に捉えがちになってしまう傾向が強く出てきている線です。
これらの線は、仕事に置いて先に進んで行きたいと思う気持ちを阻むものたち。
自分の仕事に対して、自信を持つことは重要です。ただし、人よりも強く自己防衛をするあまり、周囲の人が思っていないような感情まで、深読みしすぎてしまうのはますます自分を苦しめます。人の意見を素直に受け止め、人に相談をしたり、逆に自分が与えてあげたりできる関係性が築けるように努力することも必要。
受け取り方の変化一つで、状況は一変し、仕事のチャンスにももっと恵まれるはずです。

Text & Illustration : daua

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手相観

海外を旅した際に出会った西洋占星術家がきっかけで手相・心理学を研究。IT,アート業界でWebディレクター、ライターとして働く傍ら、いつの間にか手相が口コミで評判となり、2012年から手相観として本格始動。個々の可能性を見いだし、良い変化をもたらすツールとして手相を捉え、手相を通じて自分自身を深く見つめる感覚を多くの人と共有することを目指している。2017年にベルリンへ拠点を移す。パーソナルカウンセリングを軸とし、手相をキーワードに、アートやデザイン、食、ヒーリングなど様々なジャンルのイベントでグローバルに活動を行っている。