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ニューヨーク、ソーホー地区のスタジオ、「バレエ・ビューティフル」(Ballet Beautiul )は常にキャンセル待ちが出るほど大人気。スタジオではバレエを生かしたフィットネスメソッドやライフスタイルアドバイスなども受けられる。このスタジオを創設したのが、メアリー・ヘレン・バウアーズ。

彼女が目指しているのは、バレエを通じて、すべてのクライアントに美、力、そして可能性を感じてもらうこと

メアリーは15歳のとき、奨学金を得て有名バレエスクール、アメリカン・バレエ学校に入学。わずか1年後、16歳という若さでニューヨーク・シティ・バレエ団に入団し、プロのバレエダンサーとして10年間踊り続けた。その後、コロンビア大学で学士号を得て、「バレエ・ビューティフル」を設立。

運動と聞いてイメージするエクササイズとはひと味違って、彼女のワークアウトは優雅そのもの。ワークアウトにもさまざまな方法があり、ゆったりと楽しく行えるものもあるのだと教えてくれる。

ビデオストリーミングやDVD、「バレエ・ビューティフル」メンバー、クライアントのそれぞれにマッチしたワークアウトを提供していることもあり、彼女の人気はアメリカ国内にとどまらない。そのファン層は世界100カ国にも及ぶ。

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ナタリー・ポートマンにアカデミー主演女優賞をもたらした映画『ブラック・スワン』でも、ポートマンにバレリーナとしての演技指導をしたのが、メアリー。彼女の活躍ぶりは幅広く、ハリウッドセレブや『ヴィクトリアズ・シークレット』のエンジェルズのトレーナーも務める。プロバレエダンサー、フィットネストレーナーであると同時に、彼女は実業家にして作家であり、また二人の子を持つ母でもある。

日々忙しい彼女が、どのように美と健康を保っているのかも気になるところ。

「ダイエットをしないことが、もっと健康的でハッピーな生き方につながると思う」

過去に何度もダイエットをしてきたから、もうしたくないと語るメアリー。

食事は制限しすぎないで適度に食べるのが、彼女のスタイル。基本的にはギリシャヨーグルトや卵、サーモン、緑の野菜、ナッツにパン、乳製品をバランス良く食べる。「バレエ・ビューティフル」で運動した後、しっかり栄養を摂って、全粒の炭水化物でエネルギー補給をする。

またメアリーにとって、丁寧に準備された食事はマインドフルな食べ方につながり、満足感も得られるという。

「スナックを食べるにしても、すてきなティーカップやお皿で食べるだけで特別感が得られるでしょ」

「バレエ・ビューティフル」はYoutubeでもチェックできる他、日本でもエクササイズDVDが発売されているので、興味がある人はメアリーと一緒に、優雅にエクササイズしてみない?



Photo:Getty Images Text: Rika Takagi

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。