実験当初の1~2日はスマートフォンを見ていても寝落ちしたり、よく眠れているように感じていた。なぜか? おそらくその後のSNS断ち期間の大きな変化によるものだろうか。
ストレス度数を正しく計測するのは難しいが、主観的に言うとSNS断ちしている期間の方がイライラが少なかったように感じている。逐次、自分の近況をアップデートしたり一つ一つにコメントしたりしているときよりは怒りが少なかったように思う。
実生活において、あまり知らない人から勝手にコメントをされることは少ないと思う(例えば妊婦や子連れの親でない限りは)しかし今はSNSのお陰で知らない人々の考えを即座に知ることができる。もしも信じられないのであればSNSで「どんなにがんばってもがんばっても体重が落ちない!」と投稿してみて。30秒もすれば密かなダイエッターやアマチュア医師からのコメントの多さに驚くはず。
一番面白かったのは、みんながSNSに書き込んでる間に、私自身は自分のフィードを見るのではなくニュースサイトを見ていたので、世界中で今何が起こっているのか知ることができたこと。
かくして、なんとかわたしは一週間生き延びることができた!
わたしはフリーターなので、特に時間に制限はないのだが、通常サラリーマンの勤務時間帯9:00-18:00で働いている。しかしSNS断ちをした勤務初日、なんと15:00に仕事が終わったのだ。
自由時間を得た私は自分が天才かのように思えた!!
一週間のSNS断ちは楽しみでもあったが、どんな状況になるのか不安もあった。例えば、フリーターとしては自らがブランドであるため電子機器の影響さえも完全に無視はできなかった。一週間ツィートしないことで何かをなくしてしまうのではないかと言う不安があった。でも、悪いことは何も起こらなかった。というよりも一週間ツイートしないうちになぜか3人のフォロワーが増えていた。まさに、沈黙は金である! まぁこれはたまたまだったのかもしれない。が、よく眠れること、イライラしないこと、そしてそう、旦那さんの翌週の動向を把握すること、日々誰かがBBQを楽しんでいるPinerestを見て不平を言うこともなくなった。