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ちょっと考えてみて。筋力トレーニングのセット間は何をしてる? きっと、あの燃焼を冷ますために立ったり歩き回ったりしてる人が多いのでは? それ自体は悪くないけれど、実はもっといい方法があるそう。その内容をアメリカ版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

セット間に立ち上がるよりも、座ったり横になったりする方が残りのセッションで頑張れることが最近の研究が明らかになったそう。言い換えれば、やることを減らしているのに、同じ時間でより激しいエクササイズを数多くこなせるということ。

この文献の筆者で米国スプリングフィールド大学科学スポーツ研究科の助教授であるクリステン・オウレットは 「セットとセットの間におとなしく休むと、立ち上がって歩き回るよりも心拍数と呼吸数が早く下がって落ち着く」 と言う。ということは、リカバリーがより早く効果的となり、次のラウンドに向けて体をリセットできることになる。

この研究は、まさにトレーナー陣が憂慮する問題も的確に捉えている。高強度インターバルトレーニングの台頭により、人々が充分に休めていないのということ。

「休憩は最も見落とされているトレーニング要素」 だと言うのは、米国運動協議会所属のベテラン運動科学者サブリナ・ジョー。「多くの人が2セット目には疲れすぎていて負荷を減らしてしまう。でもほとんどの場合、その疲労感は休憩を伸ばせば取り除けるのよ」

ジョーは、筋力増強を目指す人には (一般的な30~90秒ではなく) 1~3分の休憩を勧めている。「筋肉を充分に休ませ次の試練への準備をさせてあげれば、その後のエクササイズでも全力で筋肉を使うことができ、最大限の効果が出る」

要は、皮肉な話かもしれないけれど、休憩はジムでの生産性を高めるために最も大切なことの一つ。ゆっくり休むために言い訳させてもらえることなんて、滅多にないでしょう? 楽しんじゃって!

http://www.womenshealthmag.com/fitness/get-more-done-at-the-gym

Text: Marissa Gainsburg Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images