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エクササイズに精神的なメリットがたくさんあるのは周知の事実。日頃から汗を流していれば、体が強くなるのはもちろんのこと、病気の予防や気分の改善、ストレスの緩和、自分に対する自信アップといったさまざまな効果も期待できることが実証された研究結果が発表された。気になるのは、その内容。エクササイズが有益なことはもちろんなのだけど、分数や日数にも関係する模様。それを割り出すと、1日17分になる。単純計算ではあるけれど、一体どういうことなのか、気持とエクササイズの最前線に接近!

やりすぎも少なすぎもダメ!? エクササイズと気分の落ち込みの関係が判明!!

精神医学専門誌『ランセット』に掲載された研究論文によって、1週間に2時間ワークアウトするだけでメンタルヘルスが改善する、という新たな事実が明らかになったそう。

1日に換算すれば、たった17分。
17分ならば、目覚ましを少しだけ早くセットする気にもなる。わざわざ本格的なジムウェアに着替える必要もないだろう。

120万人の参加者を4年間にわたって追跡した同研究では、エクササイズをする人は1カ月で平均1.86日しか落ち込まないのに対し、エクササイズをしない人は1ヶ月で平均3.36日も落ち込むことが判明。大した差はないと思うかもしれないけれど、たとえ1カ月に1.5日でも落ち込む日は少ない方がいい。

しかも、エクササイズの精神的な効果は家事やランニングからも得られたというから、ジムが苦手な人にとってはうれしいかも。基本的に、どう汗を流すかは自分次第と言える。

でも、この研究論文では、エクササイズも度を超すと逆効果になることが強調されている。「以前は、エクササイズをすればするほどメンタルヘルスが改善すると思われていた」 と語るのは、チェクロード博士。「ところが、私たちの研究結果は別のことを示している。1カ月に23回以上、もしくは1回につき90分以上のエクササイズでは、メンタルヘルスが悪化している」

現在、英国保健省のガイドラインは、1週間に2.5時間の適度な運動をすれば、エクササイズから精神的な効果が得られるとしている。つまり、30分のエクササイズが1週間に5回必要。

いつもより17分早く目覚ましが鳴るようにセットして、毎日のエクササイズを習慣にしよう!

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Ally HeadTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。